いよいよ国際的に
* * * * * * * * * * * *
加山雄三さんの若大将シリーズ第7作。
先の「エレキの若大将」のすぐあとです。
ここでの若大将はスキー部所属。
建築学科の教授のお供でヨーロッパ旅行中に、
パンアメリカン航空に勤務する「澄子」と知り合います。
ここでいきなり国際的な話になったのは、
前作大ヒットのおかげで予算にゆとりが出たおかげでありましょう。
後に日本支社へ転勤となった澄子が雄一と再会。
いよいよ二人にほのかな思いが生まれるのですが、例によっていろいろなジャマが入ります。
雄一はあちこちの女性にモテモテなので、澄子は心穏やかではない。
そのため、青大将やその他の誘いに軽々と乗ってしまう・・・。
どうもね、どうしてどの話も澄子さんはおバカなんでしょ。
いつも軽々とブルートの誘いに乗り、結局窮地に陥って
「ポパイ、助けて~」と叫ぶオリーブと同じ。
結局この頃の女性観というのがこんなものなんですね。
映画スタッフにほとんど女性がいなかった頃の話。
まあ、とは言え本作は加山雄三さんの劇中歌もてんこ盛り。
好きだった曲もあって、懐かしく聞きました。
それにしても、これ以上はあまり見る気がしない・・・。
3作見たら、もうどうでもよくなってきました。
WOWOWの放映がシリーズ3作にとどめたのも納得・・・。
<WOWOW視聴にて>
「アルプスの若大将」
1966年/日本/93分
監督:古沢憲吾
出演:加山雄三、有島一郎、中真千子、飯田蝶子、星由里子、田中邦衛、イーデス・ハンソン
加山雄三ショー度★★★★★
満足度★★★☆☆
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます