職人のプライドをかけた靴作り
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25歳、職なし金なし彼氏なしのジュリー。
ようやくフランスのロマン市にある高級靴メーカーの工場での仕事に就きます。
しかし、工場は近代化のあおりで閉鎖の危機。
職を失うことを恐れた靴職人の女性たちが抗議のためパリ本社へ乗り込み、騒動を起こします。
ジュリーもそれに巻き込まれてクビになりかけたりもします。
職人の意地とプライドをかけた女性靴職人たちは
「闘う女」と名付けられた赤い靴を武器に、この危機を乗り越えようとします。
ミュージカル仕立てのストーリー。
何もかも合理化の波にさらされて消えていく・・・、
今だからこそそうしたことに異議を唱えるストーリーなんですね。
入社したてのジュリーはストライキに参加すれば即クビ。
だから少し盛り上がる同僚たちとは距離を置いていたのですが、
次第に手仕事に情熱とプライドを持つ彼女たちの心に寄り添うようになっていきます。
でもね、確かに上質で高級なその靴を、一体どれだけの人が履けるのだろうか・・・
と、私はちょっぴり思ったりするのです。
ジュリーがその前に務めていたところの量産品の安価な靴だって意義があると思うけど。
まあそれは余計な話。
ジュリーの恋も絡めて、さすがオシャレなフランス作品ではあります。
<Amazon prime videoにて>
「ジュリーと恋と靴工場」
2016年/フランス/84分
監督・脚本:ポール・カロリ、コスチャ・テステュ
出演:ポーリーヌ・エチエンヌ、オリビエ・シャントロー、フランソワ・モレル、
ロイック・コルベリー、ジュリー・ビクトール
満足度★★★☆☆
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