手を組む女性達
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あるところで、世界を混乱に陥れるテクノロジーデバイスが開発されます。
これを手に入れようとする国際テロ組織。
それを阻止しようと、各国の機関が動き始めます。
格闘術を得意とするCIAのメイス(ジェシカ・チャステイン)。
あるトラウマを抱えているドイツ連邦情報局のマリー(ダイアン・クルーガー)。
コンピュータ・スペシャリスト、MI6のハディージャ(ルピタ・ニョンゴ)。
コロンビア諜報組織に所属する心理学者、グラシー(ペネロペ・クルス)。
中国政府に所属するリン・ミーシェン(ファン・ビンビン)。
彼女らが、はじめ敵対しながらも手を組み、デバイスの奪還を図ります。
そのテクノロジーデバイスとは、ネットを通じてあらゆるコンピュータに侵入し、
思いのままに操作することができるマシン。
大きさはスマホ程度なので、誰にでも持ち運べてしまうというやっかいな代物。
例えば一定の地域だけを停電させたり、特定の飛行機の機械を誤作動させて爆発させたり、
どのようにでも悪用できる恐ろしい悪魔の発明品なのであります。
ここは各国協力して、デバイスを取り戻さなくては・・・ということになりますね。
そこで協力し合うのはすべて女性の頼もしき皆様。
分かります、こういうときに男達はたとえ一時協力したフリをしながらも、
最後には自分のもの、あるいは母国のものにしようとして、裏切ることになるのです。
私は常々思うのだけれど、
女性は自分の出世のために権力におもねたりしないし、支配欲もない。
あ、イヤすべての女性がそうであるとはいわないけれど、
そういう傾向が強いと思う。
だから「平和」への道を選ぶのです。
ということで、ここで女性ばかりが手を結ぶというのは、
ある意味必然のように思う。
そして、実に男はインチキであてにならない!!
なかなか胸のすく作品であります。
<WOWOW視聴にて>
「355」
2022年/イギリス/122分
監督:サイモン・キンバーグ
出演:ジェシカ・チャステイン、ペネロペ・クルス、ファン・ビンビン、
ダイアン・クルーガー、ルピタ・ニョンゴ、エドガー・ラミレス、セバスチャン・スタン
女性達の格好良さ★★★★★
ハラハラ度★★★★☆
満足度★★★.5
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