映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

任侠学園

2019年10月05日 | 西島秀俊

町内に一組ずついてほしい

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さあ、西島秀俊さん出演ですねー!

背中に見事な入れ墨、ヤクザな西島秀俊さんもかっこいいですー

 

社会奉仕がモットーの地元密着型ヤクザの阿岐本組、組長(西田敏行)含めて総勢6名。
 なぜこんな弱小の組が未だに生き残っているのか、警察も首をひねります。

 そんな彼らが、経営不振の高校の理事となって、立て直しを図ることに・・・。
 学校の様子を見に行った日村(西島秀俊)や、二之宮(伊藤淳史)らは、
 子供たちは無気力で、教員も事なかれ主義、そんな校風に違和感を覚えます。
 そして、度々校舎の窓ガラスが派手に割られているという事件が発生しますが・・・。

 ・・・という風に始まるお話。

 

学園もの&ヤクザもの、面白かった~。

学校なんか大嫌いだったという、かなりすさんだ高校生らしかった日村が、
 今なぜこんなにも社会奉仕に務めているのかと言えば、
 それは組長の影響だった・・・と言う過去のエピソードが効いてましたね。

見た目は明らかにヤクザそのものなんだけど、皆、心優しい人たちばかり。
 こんな組なら町内に一つずつあってほしい・・・と思ってしまった。
確かに、交番に詰めてて欲しいね。

 

本作、巻き込まれ型兄貴分の西島秀俊さんと、ツッコミ担当の伊藤淳史さんのコンビがいいんだよねー。
 この二人は今までも何度かコンビを組んでいるけれどベストマッチだよね。
 CMでもコンビで出てるし。

先輩後輩とか上司と部下ならこの二人。
 ライバル関係なら香川照之さんと西島さん。
 これでバッチリです!!

私は前田航基君のファンなんで、
 この、いじめられっ子のIT系頭脳派っていう役柄がすごくいいなあ・・・と思った。
ちょい役なんだけど、割と存在感があるって役柄が多いよね。
黙って立ってても確かに存在感はある・・・。

 

えーと、この組は、カタギには手を出さないと言うのが鉄則。
 だけど、別の組を相手にすることもあり、西島さんの見せ所のアクションもちゃんとあるよね。
 ヤクザの組員ではないけれど、悪だくみを画策する半グレ集団に対しては
 「人を誘拐するような奴らがカタギといえるかっ!!」
 と啖呵を切る西島さん、カッコイ~。
 私は思わず大きくうなづいちゃいました。

笑えて人情味を楽しめる、好きだなあ、こう言うの。

原作の「任侠シリーズ」を読みたくなっちゃうね。


<シネマフロンティアにて>

「任侠学園」

2019/日本/119

監督:木村ひさし

原作:今野敏

出演:西島秀俊、西田敏行、伊藤淳史、葵わかな、生瀬勝久、前田航基

コミカル度★★★★☆

満足度★★★★★

↑あくまでも西島秀俊さんファンの立場で、ということでご理解ください・・・

 

 



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