子どもミュージカル『合い言葉は?もったいない!』12回目の公演は、高畠第三中学校だった。東北大会終わって長期休業あけわずか3日で今日の公演だったけど、部員はほんとよくやるなぁ!我々前期高齢者にゃ考えられないよ。3ヶ月前に覚えたせりふなんて、スッカラカンのカーンだもの、僕なんて。それを、3時間二日の部分稽古とわずか一度の通し稽古で、さらっと本番仕上げちまうんだから。それだって、そこら中ダメだしして、動きなんてかなり作り替えたって言うのにだよ。改めて、高校生は凄い!!
さらに凄かったのは、舞台に賭ける根性だ。冬、休み明けってこともあって、今朝は二人がダウン。一人は38度以上の熱出して朝から保健室で寝てるし、一人はげーげー吐いちゃうずくまってるって状態。おいおい、どうすんだよ、代役なんていないぜ!照明の二人だって一人キャストに回しちゃったくらいだもの。38度については、養護の先生からドクターストップが出るしね。やっぱ、仕方ねえよな、ってせりふの変更を考えながら、保健室にお見舞いしたら、絶対出ますって!真っ赤な顔して、根性で熱下げます!って。泣かせるねえ、感動だねえ。わかったじゃあ、公演の直前に顧問Nが車で迎えに来るからそれまで寝てろ、ってことになって、結局、舞台勤めちまったもの。げーげーの方も、自分の出番終わったら我慢ができず、中学校の保健室に直行、でも、苦しい中最後まで行動を共にした。大したもんだ!見上げた役者根性ってもんだ!!
高畠三中は、今日が学校給食開始の記念すべき日、なるほど、うまい具合に食育ミュージカル呼んだもんだ。この芝居には小学校の給食風景も出てきて、好き嫌い言わずに残さず食べるって子どもたちが約束するシーンもあるんだもの。当然それ狙ったんだろうね、地元ケーブルテレビの取材も入ってたから。うーん、やるやる!いいよ、こういう一石二鳥、三鳥、今の時代にゃ絶対必要だ。
公演の出来の方は、幾つかアクシデントもあったけど、三年生が機転を利かせて巧みにカバーしてくれて、まずは、及第点かな。ただ、暖房を付けたままだと、声が聞こえにくくなってしまう。事前によーくよく言って聞かせておいたことだけど、やっぱ稽古だね、稽古で大声でやっておかなくちゃ、本番ですぐにできるわけはない。東京町田公演はどの小学校も1000人規模の観客になる。もっともっと声を通さないと、後ろの方はまるで聞こえなかった、なんてことになる恐れ大。後、3日の稽古、声を精一杯鍛えなくちゃ。
それにしても、公演は気が入るね。このところ、うんざりがっくりの出来事ばかり続発中だったのが、今日の公演ですっかり元気になってしまった。すっきり爽やか、よしゃ明日もどんと行こう!こうだね。これがあるから止められないんだよ、部員たちも僕も。さあ、来週の東京町田公演に向けて進撃だ!