正月明けから、子どもミュージカルの台本書きに明け暮れている。かれこれ、1ヶ月になるところだ。この間、本には一切近づかず、通勤の車の中で聞く音楽も、ご法度にしている。まっ、たまには、やぶっちゃうけど。って言うと、いやあ、凄い集中力ですね、ほとんど、台本のことだけ考えてるんでしょうね、なんて、言われる。
これが、実に、実に恥ずかしい。きっと、他の作家さん方はそういう仕事ぶりなのだろう。そのくらい熱中しなくちゃ、いいものは書けない、んだろう、きっと。でも、僕はそれができない。とてもとても、集中してるなんて、おこがましくて言えない仕事ぶりなんだ。だって、今だって、ほれ、これ書いてるだろ。ダメなんだよなぁ、ほんと、ダメだ。気が散るんだよ。1時間も書き続けると、もう飽きて、なんやかや、あっち向いてホイ!なんだ。
以前は、小説を読むことだったり、音楽を聴くことだったり、部屋の中うろつく、だったりした。行き詰まると、いや、行き詰まる前から、読みかけの本に逃避した。後ろめたさを押しつぶしつつ本に没頭した。布団かぶって外界を遮断するように音楽に熱中した。気を紛らわすためにあっちにうろうろ、こっちにちょろちょろした。
それが、最近は、インターネットになった。台本もパソコンで書いているので、ネットに逃げ込むのは、いたって簡単なんだ。ブラウザのアイコン、ワンクリックで別世界なんだから。気になる人のブログ読んだり、ニュースを見たり、BBCで音楽聞いたり、うろうろと時間をつぶす。いかん!こんなことではいかん!!とはたと気づいて、また、台本に舞い戻る、という日々を過ごしていた。
それが、今回はとうとうネットショッピングにエスカレートしてしまった。ちょっとばかりきになっていた品物をメーカーのサイトで性能をチェックし、価格comやアマゾンで追い回し、口コミやらレビューやらを読みまくって、ついには、いたたまれなくなって、購入!!いかん、また、やってしまった!!
いいのか?!これで。いい歳して、こんな衝動買い!年金暮らしにあと一歩の身で、こんなめちゃくちゃ許されるのか?!と、後悔しても後の祭り。
ワンクリックが命取り!
明日は、モバイルパソコンとイヤホンが宅配されるのでありまする。