ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

やった!と言おうか?残念と言おうか?う~ん微妙の全国大会

2009-11-16 21:49:18 | 教育

 ごはんDE笑顔プロジェクト選手権全国大会、帰ってきましたよ。結果は第3位。まぁ入賞。やった!と言おうか?残念と言おうか?微妙!?入賞できたから良かったって気持ちは当然ある。入賞出来なかった残り7校に対しても、素直に喜ぶのが礼儀ってもんだしね。それはまあそうなんだけど、も一つ上に行きたかったってのが、本音かな。

 理由は、この大会の前身ごはんCUPで山形県は2年連続準優勝だったってこと。山形県の農協中央会にはかなり力入れて応援してもらったからね、準優勝以上はしないと申し訳ないって気持ち強かった。そう、ちょっとプレッシャーもあった。でも、それ以上に自信もあったんだ。

 それと、いざ3位になってみて、準優勝との差が大きかったことにも愕然とした。優勝、準優勝は賞状、トロフィー、それに賞金!なのに、3位はなんと、賞状1枚!!こんな落差って初めての経験だ。なんだか、表彰で一緒に並ばされて、生徒たちかわいそうな感じだった。いえいえ、僕がみじめぇぇぇって感じただけかもしれない。素直に喜べないものがあったな。

 同じことは、入賞を逃したチームについても言える。せめて優良賞とかって名前付けて賞状の一枚ももらえたら、学校帰って肩身の狭い思いせずにすむんじゃないかな。口でいくら全国大会出たことが素晴らしいとか、みんなが勝者だとか言ってもらっても、何にもなしで報告するってずいぶんわびしいものがあると思う。このことは、主催者と事務局にはぜひ伝えることにしよう。

 さて、大会だ。プレゼンをコントで勝負、これ、かなりの冒険だったけど、まずは正解だったようだ。優勝した栃木県のチームもコントが素晴らしいできだったから。やっぱりね、テレビ番組にするんだもの、見栄えのいいもの、面白いものじゃなくちゃね。それと、農業クラブの大会と違って、有名学者やタレントでしょ、審査員が。こういう人たちが素直に面白いって感じるには、ただ研究成果を並べたってダメなんだよ。テレビの視聴者はもっともっと素人なわけだから、農業とかに。

 ともかく、この大会の意義はずばり、テレビ放映!農業クラブのプロジェクト発表は伝統もあるし権威もある。でも、一般社会へのアピール力はほとんどゼロだものね。その点この選手権は露出度、注目度抜群なんだ。それを利用しないって手はない。おとなしい子に向かないとか、地道な研究が報われないなんて泣き言並べてないで、相手の土俵で勝負する気合いを持とうよ。どんなに優れた活動だって、意見だってそれを相手に伝えられなけりゃ無に等しい!ってこと、心に刻もうじゃないか。どうも、日本人は伝えるってことに関して消極的はって言うか、否定的って言うか、いかんよな!男は黙ってだとか、沈黙は金、だとかそんなのはもう止めにしよう。

 せっかく全国農業中央会がこれだけ金掛けて応援してくれて、NHKエンタプライズも仕事の範囲超えて制作に取り組んでくれているんだから、この取り組みをもっともっと応援って言うより利用して、一大イベントにしてくことが必要なんじゃないか。農業クラブは真っ向勝負、ごはんプロジェクトは何でもありの面白勝負。こんな風に割り切って、みんなして面白力を競い合ったらいいんだよ。もちろん、その中心には農業があるんだけどね。

 

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする