ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

やべぇぇ、装置が出ない!!

2009-11-08 19:16:47 | 教育

 装置って奴は、組み立てて動かしてみないことにゃわからない。動くのか、扉は開くのか、閉まった扉はぴたっと閉じたままになってくれているのか、狙い通りの動作はするか、ともかくやってみないことにはわからない。

 ごはんDE笑顔プロジェクト全国大会、迫ってきたよ!今度の日曜日だ。で、その装置作りを先週から始めて、今日はそれを組み立てて思い通りに動くかどうかの試運転日。まずは、製作場所の演劇部部室(プレハブ小屋)から活動場所の教室に移そう。

 出場選手3人とえっこらやっこら運び出して、プレハブ小屋の出口まで来たら、やべぇぇ、装置が出ない!!

 高さが2センチ余分なんだよ。そう、ベニヤ板の寸法に合わせて作ったから、高さは182センチなんだ。じゃあ、斜めにしたら、・・・これもだめ!なんせ幅3尺もあるから。そうか、演劇部の装置だとパネルだから、たとえどんな大きくても平面なのでねかせれば出たんだった。

 装置の上下ひっくり返してみたり、出口の桟を外したり、アルミサッシをぶった叩いてみたりしたけど、間口は正確に縦横180センチ!出っこないよぉぉぉ!

 かーっ!なんてこったぁぁぁ。仕方ない、一部外して作り直ししかない!暗~い気持ちで決意して、装置を元に戻してみて、気が付いた。えっ、部屋の入り口は通るんだ、ってことはこの出口だけ特別に狭いってことか?メジャーで測ってみた。おお!なんと189センチもあるじゃないか!ってことはこの出口以外の出口なら、・・・・・あそこだ!最初の部屋の横に出口がある。あそこならどうだ?!やったぁぁぁ!189センチ。ここからなら楽に出る。よかった!作った装置が小屋の中で永眠、ご愁傷様!なんてことだけは避けられた。

 でも、小屋から出せたとして、教室の出入り口は?ここは戸が外せない。渡り廊下からなら入るけど、教室の出入り口、やはり180センチ。うーん、仕方ない、装置製作現場を片づけて、ここで稽古をすることにしよう。

 じゃあ、扉付けようか。うむ?蝶番、この付け方でいいのか?演劇部の装置担当が付けてくれた位置で付けると、扉は常に半開き状態。しかも、ねじの打ち方に無理があって、角材がひび割れてしまった。いかん、全部付け直し。

 さらに、扉に仕込むキャラクターの大きさが、・・・大きいじゃん!!足、入んねえよ。もう、お互い寸法見ながら作れよ、って、もう、ぶつぶつぶつぶつ。ええーい、切れ!切っちまえ、足なんか。脛の部分を切り取り、足首だけにしてくっつけて、どうやら成功。ここまでで、もう午前中はお終い。今日は午前でお終いってはずだったのに!!!

 昼食休憩を取って、午後は装置を使って台本通り動いてみる。これがまた上手くいかない。そりゃわかってたことだけどね。なんせ、2分間のコントが3本。せりふだけならなんとかなっても、装置を動かし、役者は出たり入ったりだもの、上手く行くはずがない。

 そこはこう動いて、あそこは、動きを変えて、そのせりふは役者で交換、そこのせりふカット!と、手を入れ、口入れ、足を入れして、どうやら時間内にすべて演じ終えることができた。ここで、午後4時。

 最後に、ラストシーンのサプライズ仕掛けを仕込んで、終了。これだって、ああでもない、こうでもないって苦労したけどね、まずは成功!はらりと、・・・・おっとそれ以上は言えない。

 このコント、12月にNHKで放映されるから、楽しみにしていてください。ぜったいに面白いですからね。コントだけなら、絶対、優勝なんだけどねぇぇぇ。

コメント
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