ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

大喝采!演歌ショー

2009-11-03 21:40:31 | 地域文化

 受けた!登場とともに拍手喝采、一番が終わってさらに拍手、一曲終わって大拍手!フィナーレは手拍子歓声。中でも野郎どもの『柔』はすごい人気だった。この日一番の盛り上がりだった、間違いなく。おひねりが飛んでこなかったのが不思議なくらいのヒートアップだった。

 川西町芸術文化祭の舞台のことだよ。前から出たい出たいと思っていた。町の文化芸術愛好家の人たちと接するとっても良い機会だから。もう何十年もその道一筋に精進している人たちが身近にいるってことを生徒たちにも知って欲しいし、町の人たちにも演劇部生徒の活動の一端を見てほしいと思っていたからだ。

 でも、この時期はいつだって県大会のシーズン、大会放り出して出演するってわけにはいかなかった。それと、出してもらえたとしても、若者好みのダンスじゃねぇ。

 それが今年は二つながら解決した。県大会が10月中旬になっていたし、と言っても出られなかったけど。新しく演歌ショー『夢芝居』というコントと演歌舞踊のステージを作っていたから。今年こそ出られる、出してもらえるなら、出ようって思った。幸い、演歌舞踊の振り付け・指導をしてくださった藤柳美香次さんが町芸文協の理事だったこともあって、取り持ちをしてくれて今日の舞台が実現した。

 事務局長の金子先生が観客の一番入る時間帯を設定してくれたことも幸せだった。ほぼ満席の観客が大いに沸いた。予想はできたことだけどね。だって、高校生が着物着て演歌を踊るんだから。それも『津軽海峡冬景色』や『男の情話』『夢芝居』『お祭りマンボ』なんだもの、これは喜ぶでしょ。

 閉会後、何人もの人たちからお褒めの言葉をいただいた。涙ながしながら見てたよ、素晴らしいよく稽古したもんだ、高校生があんなことできるなんて、置農卒業生としてとっても嬉しい、若さをもらった、元気になった、来年も出んなべ。ありがたい言葉だ。会長さんには、閉会の挨拶でわざわざ置農の出演に触れていただいた。

 着付けをとことん面倒みていただいた黒澤さん(昨日も半日、今日も午後から付きっきりで着付けを見ていただいた)なんか、これからもずっと置農演劇部に行く、私の生き甲斐だから、とまで言ってもらった。美香次さんも、また新しい曲やりましょうって言ってくれた。本当にありがたい。

 こういう献身的な地域の人たちの支えがあって成り立った演歌ショーだ。演歌舞踊で舞台に立てたという幸せ以上に、こんな地域の暖かさを経験できたってことがとっても素晴らしい体験だったと思う。地域で同じように文化活動に専念している先輩たちがいっぱいいるって知ったことも大きな財産なんだと思う。

 次の公演は小松地区「寿大学」、11月14日午前10時から川西町中央公民館だ。町長はじめ、今回見そびれた人たちにも来てくれるように、皆さんが一生懸命宣伝してくれた。こうやって育てられて行くんだ、高校生も演劇部もその舞台も。

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