定員割れをいかに阻止するか?農業高校にとっての大きな課題だ。置農も例外じゃない。そう、置農の大活躍をもってしても、残念無念の然り!!
地域で誰に聞いたって、いやぁ置農は素晴らしいね!って言う。みんな頑張ってるね!って言う。ほんと元気だもんね!って言う。なのに、やっぱり定員割れだ。
農業高校に対する決めつけが大きいんだと思う。農業に就くわけでねえから、農業高校は勉強しねから、農業高校からはろくなとこ進めない、こんな思いこみが、中学生にもその保護者にも中学の先生方にも広がっているんだ。
この風評被害をどう払拭していくのか?いろんな場面で様々工夫を重ねていくしかいない。で、演劇部にできることを精一杯やらせてもらおうってことで、今年も中学校訪問だ。
部員たちがその出身校を訪ね、定期公演の案内をするという名目で、置農の宣伝をしてくるのだ。何が一番の宣伝になるか?それは部員たちが生き生き活動しているってことと、その成果が着実に上がっているってことを伝えることだと思う。
置農の代休日なら中学校は平常通りだ。そこを狙って訪問攻勢をかける。持参するのは、定期公演のポスター、チラシ、招待状、これに生徒たちの手書きの便りを添える。ただの手紙じゃない。演劇部の元気が伝わる写真と部員の顔写真が載った手紙だ。
今年は全員演歌ショーの舞台衣装で写真を撮った。少しでもインパクトのある手紙となるようにとの心づもりだ。これに先日放映になったNHKテレビの録画DVDも加えることにした。生徒の手書きの便りを読み、活躍の様子を伝えるビデオを見れば、置農のイメージも少しは変わるんじゃないだろうか。部員たちには、このDVDをぜひ後輩に見せてくださいと言わせることにしている。
ここまでやるんだ!校長の命令や教頭のアイディアじゃない。演劇部独自の取り組みだ。予算なんかもちろんない。すべて部からの持ち出し。それもこれも、置農にたくさん来て欲しいって願いからだ。置農演劇部にどどっと入って欲しいと思うからだ。
そうなんだ!置農入って損はしない!まして、置農演劇部だったら、ぜったいに大満足ってこと請け合いだ。明日から三連休、もちろん演劇部に休みはない。でも、部員たちは嬉々として?部活動に専念するに違いないのだ。そんな充実した高校生活を多くの人に送ってほしい!心から願いつつ、部員たちを中学校に送り出そう。