やっぱりゲネはできなかった!ここ数年の悪習を今年も引きずってでしまった。あーあ!
ここまで装置を作り込んじまうとね、無理だよね。立て込みに午前中目一杯かかってしまった。
見てよ、この舞台!
いやいや、よくぞ午前中で立てられた!って言うべきだ。なんせパネル20枚に5尺上がり間口1間の階段だからね。他にも中央に張り出したドアパネルなんてのもあって、果たして立つのかどうか?かなり不安だった。ドアや窓も多いから、スムーズに開け閉めできるかどうか、さらには中庭の樹木、これも心配の種だった。
でも、ご覧の通り見事に立った!!おめでとう!!!1年生がこの舞台見て、凄い!かっちょええ!って感動していた。何度も階段上ったり降りたりしながらね。自分たちが作ったものにこれだけ感激出来たんなら、これで半分は成功ってものか。おっと甘いぞ、舞台は装置の展示会じゃない。役者が動いてなんぼだからね。
でも、この見事な装置のつけはゲネプロで回ってきた。なんせ、中心的なキャストを除くと部員のほとんどが芝居の流れを見たことがない!ありえねぇぇぇぇ!今日で2回目ってのがほとんどなんだ。それで、上手くスタッフワーク回せって方が無理な注文だ。早着替えは遅れる。ものは出し忘れる。照明は光が当たらない。中でも悲惨だったのが、ピンスポットだ。初めてさわったピンスポ、これがなんとゲネプロ10分前!!かわいそぉぉぉぉ!!!使い方はもちろん、役者の動きなんかもまるでつかんじゃいない。これできちんと当てろってのか?外すは、追いつけぬは、大きすぎるは、いやはやの出来だった。でも、これは君たちのせいじゃない。どだいむちゃくちゃな要求なんだ。しょげることはない。
って言ってみたものの、明日はきっと見事当てきってくれることを期待しているよ。1年生のキャストも完全に舞い上がっていたね。これまた無理もない。でも、ここでもまた、でも、きっと本番はなんとか切り抜けてくれるに違いない。だってそれが置農演劇部の伝統なんだし、何十回と舞台を踏んできた経験と自信ってものなんだから。