2月だ!窓から差し込む日差しが柔らかく暖かい。まだまだ雪降りもやって来るだろうけど、気温もちょっとずつ上昇、冬真っ只中は突っ切ったかな。と言ったって、夜間の冷え込みは当然、零下、お日様陰れば、たちまち震え上がる寒さだ。まだまだストーブの活躍シーンは続く。
2月、3月、ここらじゃまだ冬も冬、ストーブなしじゃ暮らせない。いやいや、4月だって、時には5月に入ってからだって、お世話になる。なんせ、5月の連休に霜が降りたり、雪が降ったりする土地柄だからねぇ。
どうだ?薪は持つか?毎年だ、この時期、心配は薪のストック。あんなに大量に積み上げてあったのに、残るは縁の下に押し込んであるものだけ。経験から言って、これだけあれば、なんとか、のはずなんだが、今年は、ちょい、様子が違う。
ぶっといリンゴの木の存在だ。屋代地区公民館のはからいでもらってきた貴重な薪材、運んですぐ割ればいいのに、ついつい忙しさ言い訳にして、秋まで野ざらしにした。チェーンソーで切るには切ったが、割れない!何度となく斧を振り下ろしたが、1センチと食い込まない。跳ね返されるばかり。己の非力を呪いつつ諦めて、ストーブに入る大きさの小口切りのまま、縁の下の奥の方に放り込んだ。
雨ざらしにしてたからなぁ、割ってないからなぁ、はたして燃えるかどうか。中の方、まだ水分が多くて、ジュージュー滲み出してくるんじゃないか。そんなだと、燃えるにゃ燃えても暖房の効果は激減だ。ゆとりがあれば、来シーズンまで放っておきたいところだが、どうも先行きの乏しさ、このリンゴ丸太たちに燃えてもらわないと春先までとても持たない。
よしっ、ちょっぴり小春日和の今日、試してみるか。割ってないからガンガン燃えるってことは期待できない。途中で消えたりせず、トロトロとでも燃え続けてくれれば、御の字だ。あらかじめ、ガンガンに熾しておいて、ストーブ内の温度が300度を超えたところで、突っ込んだ。
ほとんどストーブ容積の半分以上、これが燃え続けてくれれば、4,5時間は持つ。乏しい薪ストックに大いなる助っ人になる。頼むぜ、燃えてくれよ。
途中、燃えやすい半割薪を差し込んでやるとか、位置を変えてやるとか、手立てが必要だったが、どうにか燃やし尽すことができた。よかった!こいつらが薪として働いてくれれば、この冬は確実に乗り切れる。先行き気にせず、じゃんじゃか放り込めるぞ。寒さを我慢して縮こまって暮らす必要ないぞ。もう一回、よかった!
でも、無理して燃やすこともない。できれば、余らせて来シーズンに持ち越したい。うーん、そこらのせめぎ合い、時に贅沢、時に痩せ我慢、その間を行ったり来たりして過ごすしかないんだろうな。