お気に入りお菓子作り番組「グレーテルのかまど」。なぬっ?!クリームパンだとぉぉぉぉ?!
こりゃ聞捨て、おっと違った見過ごせねえぜ。勝負だ勝負だ!
江戸研究家・杉浦日向子が愛し続けたのがクリームパンだって、なら、なおのこと、こちとらもクリームパン作っちまおうじゃねえか、べら棒目!
パン生地の方は、こっちゃぁごはんパンだから、比較にゃならねえ。問題はクリーム、だぁな。なんだなんだぁ?卵の黄身8個だとぉぉぉ?それに牛乳375ml、砂糖113gにコーンスターチ30g。ははーん、黄身の力を最大限発揮してとろりクリームに仕上げようってえ算段だなぁ。うん、そりゃ美味いだろぜ。我が家のクリームパンの倍も黄身が入ってんやがんだ。それに、最後にバターまで溶かし入れて、こりゃ絶品間違えなしでぇ。
だが、待てよ。テレビの画面見っと、ありゃぁ熱加えす過ぎだぜ。黄身がクリーム通り越して、そぼろになりかけてんじゃねえか。あれ包んで焼いて食べたら、ぼそぼそだぜ、きっと。案の定、いただきますのお時間、割ったパンの中はぼそぼそ!それ、美味えわけがねえだろ。
だいたい、パンだって、てめえで捏ねねえだろがぁ。手先だけ映して、それも女の手、初心者があんな上手に手捏ねできるわけねえんだよ。そのくせ美味えもん食いてぇなんて虫のいい話だぜ。それと言っちゃ悪いがぁ、艶出しだあな。出てきたクリームパンの艶は、焼き上げ後バターを塗ったもんだろが。レシピのように溶き卵で付けたもんじゃねえ。このあたり、誤魔化してもらっちゃいけねえぜ。
と、あちゃこちゃ揚げ足取ってみたが、やっぱり、クリーム美味えや。テレビよりとろーっと仕上がったし。ただなぁ、こいつぁ、高級クリームパンなんだぜ。ちょっと、気軽に作るにゃ、値が張ろうってもんだ。
さあてなぁ、これから先、安いがそこそこ美味いこれまでレシピで行くか、最高級材料で絶品クリームに衣替えするか、こいつぁ、考えどころだなぁ。