イチゴ、収穫最盛期!ったって、大した量じゃないけど。収穫始めて5日、後なりで粒は小さくなってきてるけど、それでも、今年は全体に大きめ、これだと探すのも楽でいい。
春先に軽く草取り済ませただけで、それ以降、放ったらかしてしまったから、大変!雑草の中にイチゴの株、鬱蒼と茂る草たちの合間にイチゴの実。見つけるの、容易じゃない。真っ赤な粒だってつい見逃してしまう。
真上から見てたら素通りしてしまう。こつは斜め横から覗き込むように探して歩くんだ。それも1方向からだけじゃ見逃しちまう。あっちから、こっちから、何度でも畑の中を行き来して、ほれ、あった!まるで隠れん坊だな。イチゴ、見っけ!
30分近く彷徨い歩いた今日の収穫、籠に1杯!
なぁぁんだ、大したことないじゃん!なんて言うなよ。我が家としちゃかなりの量なんだから。だって、これ全部一人で食えるか?無理だろ。と、なると加工、やっぱりジャムしかないか。イチゴってその愛らしさといい、蠱惑的な香りといい、酸味と甘みの絶妙のバランスといい、生食にゃ最高なんだけど、いざ加工して保存するとなると、ひどく凡庸になっちまうんだ。
ジャムにしたところで、瓶に詰めて6か月もすれば色あせてくるし、香りも失われる。ドライフルーツにするにゃ、水分多過ぎ。パンやお菓子に練り込んでも、バターや小麦粉との相性が良くない。冷凍して、あとでジュースに、って手もあるにゃあるんだけど、なんかねぇ・・・うきうきと摘み取ってはみたものの、はて、どうしよう?
あれこれ新しい加工法を思い浮かべてみだが、結局、ジャム作るしかないか。
去年はジャムパン用にと、完全にペースト状につぶして作ってみたが、どんなに固めに仕上げようとしてもどろどろ状態から抜けられず、パンに詰めて焼けばほとんどが流れ出す始末。ペクチンなんかで固めてる市販品のようには行かなかった。それじゃ今回は思い切って、完全プレザーブスタイルで行こう。
粒は一切つぶさず形を残して仕上げる。ジャムって言うよりシロップ煮って感じかな。このイチゴ粒をパンやケーキに包もうって思惑さ。色素はシロップの方に溶け出して、抜け殻のようになってしまうのが難点なんだけど、まっ、やるだけやってみよう。残った真っ赤なシロップ、これは牛乳にくわえて飲む。
ってことで、1キロ強のイチゴで、6瓶。やっぱり、宝物だ。大切にいただくことにしよう。