雨だ!待ちに待った雨だ。からから砂漠の畑もこれで一段落だ。やれ降れ、もっと降れ、じゃんじゃか降れ!
できればこの恵みの雨を利用して大豆の捕植もしたかったけど、ようやく本葉が出たばかりじゃぁ、さすがに無理だ。一昨日種まきした2度目のニンジンには待ってました!のお湿りってことで満足しよう。もちろん、紗幕トンネル栽培のキャベツ、ブロッコリーだって、ようやく根付いたサツマイモだって、植え付けたばかりのネギだって大喜びしてる。キュウリもナスもスイカも加工トマトもエンドウもレタスも・・・・ハウス内のトマトとメロンを除けば、みーんな、ここちよく久しぶりのシャワーを楽しんでいる。おっと、雑草もだ、雨降り以降、一気にはびこるから気をつけなくっちゃ。
で、田んぼの方は?山沿いの田、水が細々となってたから、里山や堰にしっかり溜まってくれればありがたい。が、水はふんだんにある汲み上げ水の田には、この低温!顔が曇ってしまう。
遅いんだよ、遅れてるんだ、イネの生育。田植えからそろそろ1か月経つっていうのに、未だにひょろひょろのちんちくりん!根付きも良くなく、がしっと土を掴んでる感じがまったくない。
なんだ、なんだ?今年の苗、出来最高、だったんじゃないのかよ?どうしちゃったのよ、この伸び悩みは?2度目の除草機押しだって、そっとそっと、田面をなでるようにしかできなかった。それでもくたーっと倒れる奴が続出、水面にへたり込んだ苗を起こし起こしの作業だった。6月も末だってのに、いいのか?これで。
育苗に使ったボカシの質が悪かったのか?床土に畑の土を使ったのが響いたか?ああでもない、こうでもないと原因を探ってみるが思い当たるものはない。それに、生育不良は我が家だけじゃない。周辺のどこもかしこも、恵まれた平場の田んぼだって、みんな貧弱な姿のままだ。
日照不足と低温、これが原因てことだな。なんせ、田植え後、あまりの寒さにストーブ焚いたくらいだから。最高気温20度そこそこなんて日がちょくちょくなんだから。やたら強い風も相まって、イネには厳しい試練の日々が続いてる。
雨でも暖かい雨ならいいのに、寒さも連れて来ちまってるからなぁ。またまた、縮こまるイネの心細い嘆きの声が聞こえてくるよ。どうにかしてくれ、この天気!
温かくって、時にかっと日が差し、時に雨降り、そんな天気、お願いだ。まさか、このまま不純な天候が続くとは思えないが、最悪の事態に備え、手を打ちたい、って何ができるって言うのよ!お天気様差し置いて!!