ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

もう!毎日、野菜!野菜!野菜の世界!

2017-07-28 13:06:24 | 食べ物

 朝が怖い。夕方が切ない。できれば、目をつぶって畑を通り過ぎたい。でも、でも、でも、それをやったら明日は地獄だ。

 キュウリがこん棒になり、ナスはテニスボール!ピーマンもシシトウも緑一色の七夕飾り!雨よけハウスのトマトも赤くなり出した。仕方なし、収穫して戻る。キャベツもまだある。カボチャまで取れだした。

 どんどん積みあがっていく野菜たち。刃向かうはただ一人、どうする?

 まずは食う、生で食う。毎食、キュウリ1本とトマト大なら1個、ミニなら4個、かぶりつく。料理で食う。在庫ナンバー1のキュウリを最大限消費する食べ方は何だ?サラダ?うん、それもした。酢の物?もちろんだ。でも、ナスもピーマンもトマトも処分したい。そうか、炒め物か。野菜ばっかりの酢豚もどき、これははかどった。今夜は野菜カレーでも?

 それでもたまる、野菜たち。決め手は漬物か?

 糠床には常にキュウリ数本、ナス数個が押し込まれていて、朝夕欠かさず食卓に闖入する。塩分取り過ぎを恐れてキュウリもナスも半分まで、なんて自主規制も、今はなし崩し、以前の2,3倍は食べる。ああ、塩分過剰!ならば、汗をかけ!で、農作業やらトレーニング、目いっぱい汗だく汗まみれ。

 それでも余るナスは小さく採って、茄子漬に。丸ナス、長ナスいっしょくたく。分けてなんぞいられるかい。長ナスに煽られてるんだ、今は。

 春先、先々の野菜不足を思いやって冷凍保存した茎立ちなんて、もはや完全に忘れられた存在だ、どうやら育った小松菜とパクチョイとカブをありがたく押し頂いていた日々があったなんて、それ本当?信じられない。

 もっと、一年通して均して収穫できればなぁ!緑色野菜、緑色野菜なんて目の色変えることもないし、有り余る野菜にほとほと音を上げるなんてこともせずに済むのに、・・・・

 でも、そりゃ贅沢ってもんだ。いや、それ通り越して我がままってもんだ。のっぺりと季節感のない食卓が日々並ぶだけのことだ。いいのか?それで。そんな、なんでもありの都会のスーパーは、やっぱりお断りだ。乏しい野菜をありがたくいただき、有り余る野菜に追いまくられて、途方にくれる。これが正しくも望ましき、食生活のあり方なのだ。

 どうだい?羨ましいだろが。

 

 

コメント
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