ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

偉いぞ、天気予報!

2021-06-05 14:17:58 | 畑仕事

 予報通り、しっかり雨だ。たっぷり降った。約束違わず、偉いぞ天気予報!

 前日播いた大豆思う存分水吸って、発芽に向けて準備整ったようだ。これなら、あと数日で芽が出るな。雨に伴った強風にもめげず、防鳥テープもしゃきり張ってきらきらと輝いている。その調子であと10日ほど、しっかり頼むぜ。

 十二分の降水で、畑は底の底まで水分行きわたった。と、なりゃ、里芋の植え付けだぜ。

 ずいぶん早くから芽出しを続けて来たんだが、どうもも一つ勢いがない。ポットの中じゃもう狭すぎるのかもしれん。ちょこんと芽を覗かせたまま、そのまま停止、なんてポットも少なくない。さっさと、畑に移し替えてやった方がいいんだろう。

 畝立て紐を張って、それに沿って溝を掘り、堆肥とボカシを放り込む。両側から土を掛けて低めの畝を立て、その中心に苗を植えていく。里芋は見るからに大食漢だものな、すでに元肥もたっぷり入れてあるが、さらに根の周りに養分を行きわたらせる。

 さて、どうしよう?発芽して葉が広がっているのが30数個、芽が出ただけのものが15個ほど。順調に育っているものは、田んぼに近く水気が多い一等地に植えよう。しっかり育ってもらって、これらからは収穫を見込む。他方、この先育つかどうか不安な連中は、カボチャに近く畝を作る。もし、途中立ち枯れても、カボチャの縄張りに組み入れてやればいい。失敗も目立たない、って人目を気にする姑息なやり方。

 去年は株間を広く取り過ぎて、除草に苦労したから、同じ轍は踏まない。狭めの株間で畝当たりの本数を多くした。1畝、18本、そこそこ順調なのが2列。どうなるかわからん奴が1畝、20本。注文されてる30キロはちょい無理かな。

 発芽不良の原因は、種イモの質の悪さと、水やり不足だったようだ。展葉してるものは、白く逞しい根っこがポット中に張り巡らされてる。

 いじけた育ちのものは、貧弱な根がひょろひょろ。中にはほとんど根が出ていないものさえある。芋の養分でどうにか芽は出せたが、それ以上は力尽きた、って感じだ。ネットの育て方ガイドに忠実過ぎたな。3日に一度の水やりで大丈夫、てのを真に受け過ぎた。上部を燻炭で分厚く覆ったので、土壌水分が保たれているって過信してしまった。

 来年は、早目に良い種を手に入れ、水分切らさぬよう育てる。それが今年の学びだな。

 あと、かすかに芽だけ出たものがどんな風に育つか?これもよい経験になる。

 ほんと、農業ってやつは、毎年、毎作、勉強の繰り返しだぜ。まっ、それがあるから、飽きることなく続けられるってことでもあるけどな。

コメント
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