吹雪、吹雪、氷の世界!
井上陽水の歌がまさにぴったり。10m先の視界が霞む、今期一番の大寒波!
なにを大袈裟な、雪だって大して積もっちゃいないし、窓ガラスの氷結絵画だってできちゃいない。この程度の寒さは以前ざらにあったぜ。

なんたって、積雪が数センチ、てのが幸せ?だ。除雪作業に出ないで済むからな。温暖化が進んで暖かい冬が相場になってるから、ちょっとばっかしの寒波やって来ると、恐れ慄くんだ。
とかって、嫌だねぇ年寄りは、すぐに昔の経験ひけらかす。厳しい冬ってお前の手柄かよ。一人きりで乗り越えて来たのかよ。これもまた、昔は良かった、の亜種だよな。気を付けよう。
そう、こんな日にも仕事に出かけてる人たち、気を付けてくれよ。酷い地吹雪が吹き寄せてるぜ。突風吹けば、瞬間、目の前真っ白!だろう。この氷の女神の冷酷な一吹きに惑わされ雪の壁に突っ込んだことも幾度となくあったっけ。腰近く積もった雪から車を掘り出した苦痛は今だって忘れないぜ。
それでも、「そんな豪雪地帯に住まなきゃいい」なんてバカ学者の世迷い事など相手にするやつはこの地にゃいない。みんな雪とたたかい、雪に災いされつつも黙々と粘り強く生き延びてきてるんだ。
この峻烈な寒波を凌ぎ切れば、また美しい冬景色が広がり、いつか眩い春の芽生えもやって来る。そんな魔法のような季節との交歓を知らぬ輩には哀れみの一瞥をくれてやろう。
と、雪国賛歌を唱えつつも、いやぁ、こんな日に出かけずに済むってなんて幸せなんだ!って、すまんなぁ、今も働いいる人たち。帰りの頃が心配だな。できれば、早の御帰宅を!って願っても、許しちゃくれない仕事中毒の方たちだよな、会社の方は。
御隠居のリタイヤ爺さんは、予定していた約束もキャンセルさせてもらって、今日は一日、ストーブの前でのんびり過ごさせてもらおう。
読書もいい、韓ドラも見るのもありだな。そうだ、煮た餡子があったから、大判焼きも焼くとするか。
すまんなぁ、くれぐれもすまん!