そう、決起集会、木村雅博さん、見事最初のお勤め果たした。
15分しゃべれな、って選対委員長の提示したノルマ?は果たせなかったが、まっ、会場暑くって参加者も少し飽きてきたところだったから、まっ、12分、いい長さだったんじゃないか。
掲げる三つのテーマ、詳しく具体的みっちりと説明してくれた。うーん、マジすぎるんじゃねえか?あと、そんなに盛沢山じゃ消化不良起こすかなぁ、なんても感じた。選挙演説の聴衆って、もっと大雑把に聞いてる、ってえか、感じてると思うんだよ。ポイントを魅力的な語り口でズバリ!と行きたいね。
こっちの無理強い、つかみをしっかり!って注文にも応え、芝居もどきのつかみを披露してくれた。さすが、菜の花座で経験積んだだけのことはある。
町長挨拶、国会議員の激励などもあって、期待の新人って雰囲気は間違いなく上がったな。
こっちは徹底して裏方専念、駐車場係もやる気満々だったんだが、年寄はすっこんでろ、ってことで会場係にさせられた。って、言っても会場の準備終わればやることなし、ならば、客入れの要領で、ご挨拶を連発、まっ、ここらは手馴れたところだぜ。
なるほど、町長とか議員てのは、激励より先にてめえの手柄話しなんだってことも学習させてもらったが、どうなんだろ、もっと候補者本人を褒め挙げてくれてもいいんじゃないかなぁ。
まっ、ついでに次回選挙のために手を打っておきたいって気持ちもよぉくっとわかるけどね。
さて、決起集会、ちょっとした驚きは、もう一人のご当地国会議員からのメッセージの代読だった。えっ、どんな話し?覚えてねえよ、国民民主党の議員の話しなんて。代読の方だよ、メッセージの読み手だよ。
普通、代読って言ったら棒読みするもんだろ。ところが、今回の代読、なんか、途中読みながら視線を聴衆にしっかり送って心こもってるんだよ。うおっ、まるで当人が話してるみたいじゃないか、一瞬不在の議員の姿が幻視できたぜ、すげぇ!
おぉ、健在だな、ここでも菜の花座パワーが!なんだってぇぇぇ?
だってな、代読者、木村さんの娘さんで、実は10数年前、子役で菜の花座の舞台を踏んでたんだよ。うれしいねぇ、こういうところに役者魂?が生きてたなんて。
後片付けの時、彼女から話しかけられた。
あの時の舞台覚えてます、って。
それも凄く貴重な経験で、今にしっかりつながってます、って。
おっと、うろたえたねぇ、まさか、そんな心に刻み込まれたなんて。もしかしたら、子供時代のこと、もううろ覚えになってんじゃないかって、こっちからは聞けなかったくらいだったんだ。
いやぁ、嬉しいねぇ!
一緒に芝居作ったことが人生の指針、って言ったような、になってるなんて。つまらない時間つぶさせやがって、とか、ほとんど覚えてないし、なんて言葉が返って来なかった。
感謝とともに感激だぜ!
菜の花座にしても、置農演劇部にしても貴重な経験ができた、楽しい時間が持てた、って言ってもらうのが、一番の幸せなんだから。
そうかぁ、あの「マイ スィート ハウス」の親子共演が心に刻まれているのか。だったら、も一度、舞台に立つっていうのはどう?
つい、いつものリクルート精神が漏れ出てしまうのさ。
で、まんざらでもない様子で恥じらってたように思えたのって、俺の一人合点か?