やったるでぇ、田んぼ3枚!
菜の花座の公演とか選挙のボラとかあって、先延ばししてたら、凄いことになってた。
黒米の田はオモダカがイネより背丈伸びて、堂々主役に昇格?
待て、お前なんか指名してねえぞ。出しゃばるんじゃねえ!
って文句言ったって、知らん顔、あっちにもこっちにも顔出して競い合ってる。
うーん、完全に時期を失したな。
こうなると厄介なのさ。除草機でなぎ倒し、土に埋め込んだって、なんのこれしき、でまたまた復活、この出しゃばり野郎は手で抜き取るしかない。
えーい、面倒臭いぜ。
除草機押しては止まってオモダカを抜き取り畔に捨てる。この繰り返し。
しかも、2枚目の田は、何故か列が乱れに乱れ、除草機の進路をふさいでいる。
もう、誰だよ、こんな植え方したの?
いや、違うか。活着が悪く、最初の除草の時に動いちまってたんだ。そん時、きちんと整列させておきゃ良かったのよ、って今さら言ってんじゃねえ。
不平たらたら黒米の田2枚、除草機を縦横押して、どうにか田んぼらしくなった。
次、ヒトメボレの2畝。こっちは田植え機で植えたので、株間がひどいことになってる。これなんだよな、悩みの種は。いっくら除草機力込めて押したって、株と株の合い間は雑草にとっちゃ安全地帯だからな、はばはばと育ちやがるのさ。畝間はきれいなんだけど。
Qホーって水田用草刈り鎌の登場だ。
ポールの先端に付いた円弧形の刃で、株間を一つ一つかき取って行く。
一つ、一つだぜ!信じられる?
この作業、重労働じゃないが、腕と肩、それと腹筋、背筋に来る。耐えろ我慢だ、忍耐だ!
午前中に終わらず、午後も続行。いかん、日が差して来た。水、持って来なかったぜ、大丈夫か?熱中症。終わったら、速攻戻って水分補給、それまでひたすら引っ掻け、ただただ動け!
終わった!頑張った、持ちこたえた。帰るの面倒、一気に除草機も押しちまえ、って、倒れるって!
ここで頑張れるのがマラソンマン!あと5キロ、残り2キロ!克己心。
よしっ、押し切った!やったぜ、ジジイ。ついでだ、畔の草も刈っちまえ、えっ、ええーっ!そりゃやり過ぎ、働き過ぎだろ!?
でも、田の周囲、草が伸び放題、みっともねえぞ。それに、ここまで済ませば、この3枚の田んぼ界隈、美しい田園風景を取り戻せるってもんだぜ。
やれぇぇぇ、やっちまえぇぇぇぇ!田んぼの周りだけな、絶対、水路沿いなんて手を付けないぞ。畔のみ限定!きつく言い聞かせて、最後の我慢、遮二無二敢行!
終わったぁぁぁぁぁ!
ついに、2日分の予定、すべてやっちまったぜぇぇぇぇ!
さっ、帰ろ、さっ、ビール!