ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

中学生と遊ぼ!

2008-02-14 21:28:48 | 演劇

 置農演劇部、初のワークショップです。たって、自分たちが参加するってことじゃない。実施する立場だ。そう、赤湯中2年生のクラス行事に招かれたんだ。自己表現力を高める!ってたいそうな目標与えられたんだけど、わずか半日でそんな、大それたこと、とてもとても。まあ、お芝居作りで楽しく過ごしてもらえればいいのかな、って軽い気持ちで引きうけた。

 あちらの思惑は、僕一人で、ってことのようだったけど、せっかく置農演劇部宣伝するチャンスでもあるし、置農演劇部にとっても、中学生をリードするてのは、きっとよい経験になると思って、部員全員、顧問二人でさせてもらうことにした。

 さて、なにやるか?ありきたりのワークショップなぞるだけ、なんて面白くないし、生徒達連れていく意味もない。あいつらがええ格好できて、なおかつ、教えることの苦しさ味わって、さらに、それなりの達成感のあるもの、う~ん、なんかないか?あっ、もちろん、参加した中学生が満足できるものって条件もつくね。

 で、考えたんだ。置農演劇部がここまで、ってどこまで?まあまあ、固く考えないで、来れた一番の理由は何か?そりゃ、なんてったってダンスでしょう。新入部員集めは、とことんダンスだからね。学園祭もダンス、ボランティア出演もダンス、芝居もミュージカルでダンスだもの。全員踊れるダンスのレパートリーなら、10曲近くはあるんだ。ダンス踊らせてやれば、ちょっとは、中学生にいいとこ見せられる。

 よし、ダンスは決まりな。でも、パフォーマンス頼まれたわけじゃないから、見せて終わりってわけにゃいかない。それに、長く見せてたら、あら見えてきてしまうしね。・・・そうか!そうだ!中学生にも踊らせちまえばいいんだよ。絶対楽しいもの、ダンスって。いいや、ダンスにならなくたっていいんだ、音楽のリズムに乗って身体動かしてるだけで十分。これパート2ってことにして、さらに、自己表現力を高める!ってことだと、やはり、芝居の一つもやってもらうか。

 ということで、なんとかできあがったプログラムは、①ダンスを見てもらう、②簡単なダンスを覚えてもらう、③それを組み入れた短いコントを作ってもらう、④それを発表する、と、こういう流れにした。これを4時間でやる。ちょっと、時間不足の感は否めないが、まあ、いいでしょ、勢いでいきましょ、中学生と高校生の。

 それで、教えるダンスは井上陽水の『夢の中へ』!去年の生徒活動発表会のコント&ダンスで踊った曲。そして、コントのテーマもその時のままいただきで、『さがしものは何ですか?』。

 どんな芝居に仕上がるか?これ楽しみだと思わない?

 

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舞台DVDが卒業祝い

2008-02-11 21:00:30 | 教育

 やれやれやっと終わった!置農演劇部の2007年公演ビデオを、DVDに仕上げた。今年は、子どもミュージカル『”いただきます”見つけた!』と東北大会まで行った『どんがら山奇譚』の2本だからね、昨日の夜からかかってまる一日、ようやく、62本の舞台DVDを仕上げることができた。部員が多いってのは、こういう時楽じゃない。おっと、そんな贅沢言っちゃいけないよ、たくさんいるから、元気な部活になってます、本当です。

 ただDVDに仕上げるだけじゃ味気ないから、オリジナルのラベルも作ってそれを一枚一枚張って仕上げる。公演のチラシとか写真とか使ってセンス良く!そう、生徒達になにこれ!とか、言われたくないものね。だから時間がかかるわけ。

 4年前、ビデオの得意な保護者がいて、定期公演のビデオをDVDにして、全員に配ってくれた。それが、とっても好評だったんだ。記念になるものね。高校生活演劇に打ち込んだ証、一生の宝物だよ。

 それじゃ、僕もなんとか、と始めてみた、ビデオカメラ買ったり、ビデオ編集ソフト入れたりして。でも、だめなんだなあ!演出って立場でしょ、ビデオカメラ回してる暇ないんだよ。よし、撮ってみようって決断して、カメラ回し始めても、ついつい途中で劇に夢中になっちまってね、登場人物がまるで映ってないシーンがあったり。慣れないから慌ててアップしたいのに、遠景にしてしまったり、やっぱりだめだ!って諦めかけた時、地元ケーブルテレビのNCVから録画放映したいっていうありがたいお話しがあったんだ。それって一石二鳥じゃない!って喜んでお願いしましたよ、地域の人たちにたくさん見てもらえて、しかも、記録が残るわけだから。それも、テレビ局が3台のカメラで撮って編集してくれたものなんだから、こりゃたまらないわ。その時の作品は井上ひさしさんの『十一ぴきのネコ』。井上さん、よくぞテレビ放映許可してくれたもんだよね。

 今年は、子どもミュージカル『”いただきます”見つけた!』と『どんがら山奇譚』の二つの舞台を録画放映してくれた。どちらも作品として良かったし、ニュースの価値あったから。連続14回公演でテーマは食育、それと東北大会出場だったから、テレビ局の企画を通ったんだと思う。

 24人の部員全員分と顧問3人、作曲の土井先生の分、それと学校と演劇部の保存用、さらに、これからの営業用に1枚、そう、営業、これについては近々書くつもり、計31枚を仕上げた。これを卒業式前日の演劇部送別会の場でプレゼントしようと思っているんだ。家に持って帰って、家族と部活に明け暮れた3年間を振り返ってくれると嬉しいね。さらに、10年後、いや、子どもが中学生や高校生になった時、このDVD見せながら、自慢してくれたりするともっと幸せだなあ。あるいは、今の僕の歳くらいになって、当時の仲間が集まって、いやあ、若いねぇ、とか、へただよなぁ、とか、あんときはねぇ、みたいに盛り上がってくれたらもうこれ以上の喜びはない。

 それにしても、世の中便利になったものだ。高校時代の思い出がくっきりとした映像として残せるんだからって、思っていたら、おっと、今日の新聞に、とんでもない記事が載っていた。半永久的って言われてたDVDの記録が、製品によって、10年持たない、ものによっては1年でパーになるって。おいおい、よしてよね!そんなこと知らないよ。20枚1600円って安物買って作っちゃったよ。マクセルさん!頼むよね!大丈夫だよね?

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ボランティアが支える音楽会

2008-02-10 22:37:49 | 地域文化

 今年が4回目の『第20回東北学生音楽祭』、盛会だった。あっ、4回目で第20回って、なにそれ?って言う人は、一年前のこのブログ『音楽にゃかなわねえや』を見てほしい。

 さて、今年も置農演劇部員と一緒に裏方で参加だ。出場の各団体に張り付くアテンダントが6名、ステージ係りが9名という割り当てだった。僕は言わずと知れたステージ係り、だって、おっさんが、出演団体のお世話します、なんて言ったって、向こうが恐縮しちまうだろうからね。仕事内容はそれぞれの演奏団体に合わせて椅子と譜面台を出はけするだけのこと。今年は場転時間が5分も取ってあるし、置農の他にも屈強な男達が5人もいて、まずは楽勝だった。そりゃそうだ。置農演劇部は、5分間であの『どんがら山奇譚』のとてつもない装置はける実力あるんだもの、椅子と譜面台が、20やそこら、どうってことない。

 それにしても、贅沢な配置だよな。ステージに14名だろ、さらに、受付とかコーヒー販売とかお弁当や地域特産物の販売なんかもあって、いったいぜんたい、どれだけの人が、ボランティアで動いていたことだろう?置農が15名で、その倍はいたろうから、全部で3,40人ってところかな?これ、ほんと、凄いことだね。しかも、この人たちって音楽が好きで、この音楽祭を応援したいからって集まってきたわけじゃないんだよ。もちろん、無理矢理動員されたわけなんかじゃない。

 じゃあ、なんなの?そうね、フレンドリープラザが大切だって思ってるからじゃないだろうか。プラザが好きって思ってるからだね、きっと。プラザで面白いこと一杯あるって楽しみにしている人たちなんだ。こまつ座の芝居かかる時もチケットもぎりしたり、チラシ配りしたり、観客になったり、生活者大学校の時には、裏方引きうけてる人たちも随分いる。ともかく、いろんな催しのたびに、いろんな人たちがひょっこりひょこりと顔を見せているんだ。そんなたくさんのボランティアと運営主体NPO法人遅筆堂プロジェクトのスタッフの献身的な仕事に支えられて、今日の音楽祭も成功だった。

 めでたし!めでたし!といきたいところだけど、気になったのは、観客の減少だった。昨年あたりまでは、ほぼ満席だったのに、今日は300?よくて400ってところだっものね。う~ん、映画『スィングガールズ』の後光でここまで突っ走ってきた、このイベントもどうやら曲がり角に来たってことかな。

 アマチュアのジャズバンド、それもビッグバンドだけの音楽祭って多分そうはないと思うから、なんとか、残ってほしい、って言うより、ぜひもっともっと盛大になっていってほしいと思う。例えば仙台の定禅寺通りの音楽祭みたいにね。連休3日間ずっとジャズが鳴りっぱなしなんて状態にでもなったら素敵だね。『スィングガールズ』の映画は、まあ、この音楽祭の発生源だから、例えば農村改善センターあたりでやっておけばいいとして、演奏会場もプラザホールだけじゃなくて、野外ステージとか、体育館とか公民館とかで、同時多発的に好きなだけ演奏してもらう。もちろん、夜もだ。と、なると、この時期は絶対ダメってことだなあ。じゃあ、夏か?そうだね、ジャズフェスって言えば、夏だもの、その時には僕だって出演できるくらいの実力になって、・・・・って、なに勝手な空想してんの?

 でも、川西には、それできるくらいの体力あるんじゃないのかな。プラザもあるし、遅筆堂プロジェクトは元気だし、ジャズ・ボス片倉さんだっていることだし。それに、強力ボランティア軍団だよ。ともかく、守っていても、ダメ!続けたいなら打って出ることだと思う。なーんて、無責任に言っちゃって、じゃあ、あんたやれよ!って言われたら、どうする?どうする?

 

 

 

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音楽の水先案内人

2008-02-08 21:12:34 | アート・文化

 アマゾンから注文していたCDが届いた。いつもながら、ぞくぞする。今度の選択は当たりかはずれか?僕の場合、ヒット曲とか、売れっ子ミュージシャンとかってほとんど聞かない。まずは初物が大多数、試聴もなしで、なんてことも結構ある。だから、いざ、聞くまでは、どっきどきってわけだ。

 で、今回届いたのは、まずは、ベイルート(Beirut)のデビューアルバム『ベイルート』。これは、前回手に入れたセカンドアルバムが素晴らしく良くて、もう、我慢しきれず立て続けに買うことにした。次は、ホビー マクファーレン(BOBBY McFERRIN)のベストアルバム、こちらは、だらだらとアマゾンのCD販売のサイトを眺めていたら、かなり安く出ていたので、ああ、一枚くらい持っておきたいよな、ってノリで買った。これら2枚はまだ聞いていない。まっ、失敗はないと思うので、まずは後回しってこと。

 さて、問題は残りの3枚だ。一枚はトランスグローバル アンダーグラウンド(TRANSGLObAL UNDERGrOUND)のムーンシャウト(MOONSHoUT)、途中の小文字、間違いじゃないから。それと、マヌ チャオ(MANU CHAO)のLA RADIOLINA、と、さらに一枚HAZMAT MODINEのBAHAMUT。どう?聞いたことある?

 さっそく聞いてみた。・・・感動!・・感激!!3枚ともほんと、素晴らしい。それぞれの音楽を上手く表現するのは、今はとっても無理!もっともっともっと聞き込んでからでないと、すげー!とか、いいねえー!とか、う~ん、やるやる!とか、かっこいい~!!てな感嘆符以上の言葉は絶対出てこないから。だいたい、ジャンルからして訳わからないからね。トランスグローバルアンダーグラウンドはインド系のような中近東系のようなロックのようなへんてこな音楽だし、(アルバムのデザインもホームレスのおっさんが昼寝してる写真だし)、HAZMAT MODINEはブルースのようなニューオリンズのような、ハーモニカ、チューバ、バリトンサックス、ギター、ツィンバロムそれにモンゴルのホーミーまで入ってる、はちゃめちゃな編成の楽しい音楽だ。まあマヌ チャオ(MANU CHAO)は、比較的知られてるかな。

 この三枚が予想以上に良かったので、実は昨日から二日間に渡って上機嫌が続いている。単純!さて、話しは、この3枚をどこで知ったのか?ってことだ。これ、実は、イギリスのBBCなんだ、情報源は。

 BBC:イギリスの公共放送、日本のNHKと同じかな?このBBCの番組、インターネットで見ることができるんだ。そんなこと常識じゃ!って知ってる人は我慢、我慢!なんせ、こちら、ネット初心者なんだから。そのBBCに幾つかラジオ曲があって、クラシック音楽専門とか、ポップス専門とか、ニュース&スポーツ専門とか、インテリジェンススピーチ専門とかと、どれもとっても興味深い。て、いかにもわかったフリしたりして。その一つにRADIO3ってのがあって、ここでは、ワールドミュージックにかなり力を入れている。で、この時期って言ったら、なんとかアワードの季節じゃないか、アカデミー賞、グラミー賞みたいに。RADIO3の賞は、ワールドミュージックアワード。去年発売になった世界各地の音楽を各地区ごと、ノミネートして、評論家に投票させて部門ベストを選ぶ仕組みだ。もちろん、視聴者も投票できる。

 つまり、今回の三枚は、マヌ チャオ(MANU CHAO)がヨーロッパ、HAZMAT MODINEがアメリカ、トランスグローバルアンダーグラウンドがクラブグローバル部門にそれぞれノミネートされてるものなんだ。このサイトのいいところは、そのグループの紹介はもちろん、ノミネート曲が全曲聞けるってことだ。各部門3~4曲をじっくりじっくり聞いていく、ってのが、この季節の僕の大きな楽しみになっている。居ながらにして、世界の新しい音楽シーンとじっくり向き合えるんだから。

 今年のノミネート曲は、どれもこれもかなりいい。この三枚以外にも、絶対買う!ってアマゾンの買い物かごにいれているのが、たくさんあるもの。でも、試聴できるのはノミネートの一曲だけだから、その一曲から、アルバム全体を推し量って決断しなくちゃならない。ここがちょっと、スリリングなところなんだ。希には、ああ、だめだぁ!なんてこともあるけど、まず、だいたいは、よかったぁ!感動!!ってことになる。

 この世界には、自分の知らない素晴らしい音楽が、ごろころと転がっていると思うんだ。実際、出会うことができるのはそのうちのごく一部分なんだって。今も出会うことのできなかった素晴らしい音楽が、ひっそりとすれ違い、僕の前から消え去っていく、そう思うと、僕はいつもなんか、気が気じゃなくなる。居ても立ってもいられない気持ちになる。一つでも、二つでも、そんなすごい奴らと出会いたい。赤い糸をつなぎたい。

 このBBC、ワールドミュージックアワードは、埋もれた珠玉に導く大切な大切な!音楽の水先案内人なんだ。よし!これから、また、何曲かノミネート曲を聴くぞ!ひっひっひっひひ!

 

 

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男でなけりゃ!

2008-02-02 22:07:01 | 演劇

 置賜農業高校生と活動発表会、演劇部はコント&ダンス『俺の話を聞け!』で勝負した。いえ、勝負ってほどじゃないけど。

 クレージーケンバンドの『タイガー&ドラゴン』でダンス踊って、そこに出てくるさびの言葉、『俺の話を聞け!』をテーマにコントを6本作った。昨年は、ちょっと高尚すぎる?コントを作ってしまって会場を白けさせてしまったので、今年は、高校生、それも男子生徒の受け狙いで行った。

 まずは、オープニングのダンス。思い切って男達を全面に押し出した。2尺8寸の高足平台の奥から斜に構えて5人が一斉に登場。狙い通り、やんややんや、の大喝采。曲いいものね!スカジャン着た男達カッコイイ?ものね。たとえダンス下手でも。

 そう!下手なんだよ、奴ら。だから、あいつらを前に出すってのは、かなりの冒険だったんだ。男たちより、ちょっとはマシに踊る女たちは、むくれるしね。どんなに練習してもふり間違うし、目線は自信なく落ちてるし、男の哀愁を漂わせろ!なーんて言ったって、てんでわかっちゃいないし、正直、お前ら後ろ!最後列!!っと怒鳴りつけたい瞬間が何度もあったんだ。

 でも、我慢した。ぐっと、忍んで、こらえて、飲み込んで、目をつぶって我慢した。その分、徹底的に怒鳴り散らした。真剣に怒った。腹の底から怒鳴り飛ばした。そりゃもう、かなりの悪口雑言、罵詈罵倒だった。で、こういうのが、効くのが男なんだよ。いや、あいつらが鈍いだけか?そうかも知れない。奴らも、耐えた。僕の悪罵に耐え、女たちの愚痴や嫌みに耐え、何回ものやり直しに耐えた。

 その結果が今日の拍手喝采だった。奴らが一気に上達した、なんてわけないだろ。そんなのは劇画の中だけのこと。ステップまともに踏めない奴が、三日や四日で上手くなるはずがないって。ようやく!ようやく!!そこそこの線にはたどり着いたってことなんだ。つまり、ああ、踊ってるな、あっ、これダンス、って見る人が感じられる程度ってことね。

 で、それが大事なんだ。そこそこ?いやいや、男がこの曲で踊ってるってことだよ。『タイガー&ドラゴン』って、なんたって男の歌だから。どんなに上手い女でも、そこそこの男に敵わない。やっばり、男でなくちゃ。そう!これが僕の狙いだったんだ。わかってくれたろうか?不満たらたらの女どもは。

 これをぐぐーっと、拡大解釈すれば、その役者の持ち味が決め手だってことなんだ。上手い下手の問題じゃない。男にしかできない役がある。当然だろ!たとえ下手でもこの役者の方が映えるって役がある。お前上手いけど、この役には使えない。棒立ちでも、こいつ、なんか、しっくりくるって奴がいる。こういうことなんだよ。役者の華なんってことも、結局、ここにかかわることなんだな。

 って、ことは、華の無い奴は、どんなに上手くても、どんなに努力しても、ダメ!ってことか?う~ん、厳しい!!演劇ってそこんとが、凄くシビアだと思う。否応なく己を知らされるってところ。己を知れ!って前回も書いたことにつながるわけだ。

 でも、そこからが、奥の深い所だと思んだ。舞台は2枚目だけで成立しやしない。芝居はかっこいい男女のラブロマンスだけじゃない。颯爽と踊る奴らだけで成り立つものじゃない。さえない奴にも、どうしようもない奴にも、つまらん奴にも、出番はある。キラリと輝くやくどころが ある。だって、人間を描くのがドラマなんだから。そこが狙い目なんだよ。

 己の何で勝負するのか?それに気付いた時、その役者は確実に一歩抜け出すことができるんだ、と思う。

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