ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

いよいよ本番!『フェイクVsフェイク』

2022-11-19 23:20:08 | 菜の花座
さぼり続けてたら、おっとぉ!もう本番だぜ。菜の花座第48回公演『フェイクVsフェイク』、明日に迫ってた。

いくら演出任せたからって、仕込みの手伝いにも行かない、なんて不義理は許されない。せめて、前日と当日、できることはさせてもらおうじゃないか。
仕込みでお役に立てること、照明のお手伝いか?今回、新しく照明担当を抜擢した関係上、サポートしないわけにゃいかない。
慣れない仕事、いんや、実は初めてなんだが、色作りを調光室からフェーダーの上げ下げでバックアップすることにした。できるんかい?そんなこと、年寄りに。こんな機械だぜ!

無理やり照明担当に押し上げたAさんへのせめてもの声援ってことで、頑張るしかない。
まずは、スタッフさんの言われるままに、フェーダーを上げ下げして、当たり合わせ。ふー、なんとかここはやり過ごせたぜ。
問題はその後の色作りだ。
照明さんの意図を汲んで、シーンの明りを作るんだが、これがなかなか・・・。頭の回転がとんでもなく鈍くなっていた。どのフェーダーにどこの灯体がパッチされてるか、いつまで経っても頭に入らない。えーと、えーと、で調光卓の上を指が彷徨うばかり、時間はどんどん経過して、焦りに焦れども、作業は進まぬ。
見かねたスタッフさんが、横からアドバイス、のはずずが、いつの間にか、主導権は彼女に移っていた。やれやれ。
頭はぼっと真っ白け!脳の神経伝達は停止状態。いいや、お任せできるとこはお願いしよう、なんて、年寄りの図々しさで、押っ付けて、なんとかかんとか、明かり作りを終えた。
押しに押した夕食後、まずはフィナーレのダンスの稽古。ここで、一気に覚醒したぜ!
だってなぁ、元気ないんだもの。一発かましてやって、自由に伸びやかに踊れるように気合いを入れた。うん、そうやって、ダメだしすると、こっちも大いに奮い立って、演出担当してた時の元気が蘇って来た。
うーん、やっぱり、演劇は関わらなきゃダメだな。高みの見物、なんて出来ないものなんだ、次回は絶対、最後まで仕切ってやるぞ!って息を吹き返した本番前日だった。
うん、芝居ももちろん、面白かったしな!
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ブルーベリー雪囲い

2022-11-18 15:02:06 | 畑仕事
神さんのひざ痛がかなり悪い。
歩けない、ってほどじゃないが、農作業なんかとてもとても!やせ我慢して強行した大豆の脱穀作業の後にゃさらに痛みが倍化したらしく、それ以来、ストーブ横に陣取って、豆と黒米の選別作業に精を出している。
やり掛けたブルーベリーの雪囲いもほったらかしのまんまだ。自分でやり切りたい!んだろうな、でも、まぁ、冬前の回復の可能性はゼロだよな。
となれば、続きは引き受けるしかない。
風は強いし冷たいし、雪囲い日和とは程遠いけど、菜の花座の公演もあることだしなぁ、ここらで済ませてしまおう。
まず、藁縄で、四方に張り出した枝を束ねる。雪の重みにへし折られないようにね。まだ紅葉中で葉が落ちていない樹もあるが、勘弁してよね。そろそろ雪も心配なんだから。
枝を束ね終わったら、1株につき3本の材木を立てて、上部を結束する。中心には鉄パイプの支柱が打ち込んであるので、それに寄り掛からせて1か所をしっかりと束ねる。雪や風で倒れないように、途中でぐるりと一回りさせてこれまたしっかり結わい付ける。
3本の杭だけじゃ隙間だらけで、雪は合間からどんどん吹き込んで来るんだが、そこを板で覆ったりするとかえって倒されたり、へし折られたりしてしまう。積雪に降り積もられるのは仕方ない。上から押しつぶされないようにだけするしかない。
主だった樹はどうにか囲い材が足りて、囲い方終了。
 
背丈の低い5本ほどが残った。あちこち探し回って必要な角材を集めてからだな。ふー、体冷えて来た、腹も減って来た。本日の作業、ここまで。明日も半日は作業できるようだから、無理はしない。頑張らない。
俺のやり方で不満かもしれないが、我慢してもらおうかね。
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秋深し 白菜収穫 冬支度

2022-11-17 14:43:59 | 畑仕事
俳句だなんて言い張るつもりはないぜ。
白菜収穫した時撮った写真見てたら、浮かんだってだけ。
温暖化、間違いないなぁ。以前なら、11月はじめにゃ取ってたのに、今頃だもん。待ってりゃまだまだ大きくなりそう。実際お隣のキャベツなんか今もって、1日1日玉が育っているのがわかるくらいだし、遅く種播いたカリフラワーなんて、元気いっぱい葉を広げて、乳白色の化身を大事に育んでいるからな。
でも、油断は禁物なんだ。
一気に冬到来!初雪積もってそのまま根雪!なんてのも、大いに有り得るもの。少しずつ、秋仕舞い、冬支度を進めていかないと。
虫食いだらけの外葉を押し付けて、根元に包丁を入れる。勿体なぁい、って感じながらもさらにばっさばっさと外側を削り落とす。
食べるところなくなんじゃないか?なんて貧乏性は、ここ数年の不作が頭にこびりついてるからだ。大丈夫、今年は、見事な大玉に育ったから。虫も盛大に食い散らしてやがるけど、旺盛な生育が勝ったな。
黄色く色づいた銀杏の木の下をキャリーに積みこんで小屋に向かう。うーん、心地よい景色だぜ。
水気たっぷりの白菜は、1週間ほど日光浴させて外側をしんなりさせてから、新聞紙に1個ずつ包んで保存する。

キャベツともども、4か月超の冬ごもりを支えてくれる貴重な緑黄色野菜だからね、腐らせるわけにゃいかない。おっと、ニンジンもあるけどな。
2段積み、2列で58個!どれもしっかり結球してる。
誇らしげにぷっくらお尻を日に当てる白菜たち!
いやいや、誇らしいのはこっちだぜ。どうだい、今年の収穫は!って見せびらかしてる気分だな。

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電子書籍化どう?なんて勧められてもなぁ・・・

2022-11-16 13:32:49 | 本と雑誌
昔、遥か昔、書いた本があるのさ。
『帰農の里』って、この地に移り住む人たち、それを支える地域について報告したものなんだ。発売当初は、読売新聞の書評欄で取り上げられたりして、そこそこ売れた?のよ。都会から農村へって、今じゃありきたりな流れだが、まっ、その先駆けの一つにゃなったのかな、って、ちょっと自慢。
どこで探して来たんだか、「電子書籍化しませんか?」って提案が届いた。

過去本を発掘して、それを電子化して手数料取るって、ってビジネススタイルなんだな。なるほどいろんな商売があるもんだぜ。
担当者は実際読んでくれたらしいので、そこは仕事熱心だし感謝もするんだが、話に乗る気はさらさらないなぁ。
その頃と今じゃ興味の向きも活動の中身も大きく変わっちまってる。そんな昔の衣装でしゃしゃり出るなんて、こっばずかしいことできっこないぜ。
それに輪を掛け、絶対無理!なのは、電子化に掛かる経費だ。なんと!23万円だってよ。
どこにあんだよ、そんな大金!
「年寄りは金持ち」なんて、世代間の分断狙う悪質な政治宣伝だからな。食うにかすかす、とは言わないが、大枚はらって思い出に浸る、なんてゆとりはないんだぜ。
仮にそんな金が使えるなら、最近の仕事を書籍化したいさ。
そう、20数年書きなぐってきた台本!
菜の花座に書いたものだけだって20本近く。高校演劇部向けも大会作品に食育ミュージカルも含めりゃこれまた10数本。これにシニア演劇学校が6期で6本。さらにさらに、コントの台本は数知れず。
読んでもらえりゃ面白い作品少なくないんだけどなぁ!
まっ、無理だけど。
脚本集なんて、売れっ子劇作家のもの以外は売れっこないし、ってことは出版社も見向きもしない、ってことよ。
仕方のないことなんだ、台本てのは、あくまで素材なんだから。役者やスタッフなんか、多くの人が寄ってたかって力出し合って、舞台に仕上げて、ようやく完成する未完成品なんだ。読み物として読者の手に渡るなんてこたぁ考えちゃなんねぇのさ。それが演劇世界、渡世の仕組みってもんじゃぁござんせんか。
って、わかっちゃいるんだが、・・・うーん、読んで欲しいんだよなぁ、って未練がましいぞ!
格好つけて言やぁ、一期一会、舞台と客席との奇跡の出会い。上演終わったものは、潔くすぱっと忘れて、また次の機会に向けて準備する。このやせ我慢を貫くしかないのさ。
って、おいおい、まだ心残りが透けて見えるぜ!
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今年のボカシはいいですぞ!

2022-11-15 10:46:34 | 農業
これまで、12月に入ってから作ってたボカシ、今年はまだ暖かい11月初めに積んでみた。降り積もった雪かき分けて切り返しに行く、なんて嫌だものね。畑の井戸水ポンプの水、凍るんじゃないか?って心配してるくらいなら、さっさと落としてしまいたい、って思いもあるしね。
あっ、井戸とボカシと何の関連あんの?って人に基礎講座。
ボカシ原料は米糠と有機窒素肥料と土、これを混ぜ合わせるんだけど、土以外はどちらもからからのパサパサ、微生物が活躍するだけの水分が足りない。材料を交互に積んで行くとき、かなりの量の水を補給してやる必要があるってこと。
さて、1カ月前倒しした成果はどう?
いいよぉ、発酵の進行、きわめて順調だ。
1回目の切り返しはこんな具合。表面に放線菌が広がってるものの、まだ米ぬかの色がはっきり残ってる。これを丁寧にひっくり返し、塊は手で揉み砕いてさらに2週間。間に2回目の切り返しをして、3回目。
ほらね、もう土と変わらない色合いになった。ここまでくれば、肥料として使える状態だが、まだ、暖かいし発酵臭は残っている、ってことはまだ微生物が働きたいって言ってるってことだ。さらに1回、あるいはもう一度切り返すことにしようかな。
やっぱりなぁ、微生物だって暖かい方がいいんだよ。のびのび増殖してるんだよ、きっと。11月中の完成を目指したボカシ作り、成功だな。
ただ、暖かいのが好きなのは微生物ばかりじゃない。
ハエだ!きゃつらもこりゃいい環境じゃ!って大発生してしまった。殺虫剤撒くなんて考えられんしな、ちょっと弱った。まぁ、3回目の切り返しではもうウジ虫は消えていたから、この先、悩まされることはないが。
自然の営みに即して農業しようとすりゃ、こっちの願いばかりを聞いちゃもらえないってことさ。
健康にいい有機農産物が欲しい!って言ってる人にはぜひ知っておいて欲しい摂理だな。

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