ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

11月公演もダンスで幕開け!

2022-11-06 14:17:29 | 菜の花座
菜の花座公演『フェイクVsフェイク』、演出はお任せ。好きにやってよ、って思いつつも、またもやついついの口出し!いかんなぁ。
だから、稽古に顔出したりしない方がいいんだが、今回は照明さんが独り立ちするのをサポートするって役割があるんだ。照明の立場から、演技エリアについて演出さんへの注文、これを代弁したら、結果として余計な口出しになっちまったってこと。
これまでサブで照明にかかわって来たAさん、知識も経験もたっぷり積み上がっている。向上心も理解力も抜群だ。ただ、自分でプラン立てて明り作るって仕事はやったことがない。それじゃ、思い切って照明主任やってごらんよ。
ここを突破してもらえれば、菜の花座の大きな戦力になる。基本的な事柄は教えるし、相談にも乗るから、ってことで挑戦してもらっている。
照明って、約束事多いし、仕込んだ照明と現実の見え方との差が大きいから、試行錯誤が何より重要なんだ。ただ、それじゃ練習で、ってわけにもいかない。本番を担当しつつ覚えて行ってもらうしかない。
理解力の優れたAさんだけに、失敗したくない、って意識が強すぎるようで、ずいぶん悩んでいる。いいの、いいの、最低限、真っ暗にさえしなけりゃいいんだから。気楽にやって、これが一番役に立つアドバイスだったりして。
演技だけの舞台なら、照明も比較的単純なんだが、そこはそれ菜の花座。必ずダンスが入るわけよ。今回はオープニングをダンス得意の二人が踊り、ラストは全員でカーテンコール代わりに踊り納める。
選曲、だいぶ悩んだんだが、これまで馴染みのポップスからちょいはみ出して、アフリカンラップ調?の『Last Monday (Susurro Riddim)』なんての選んだ。フェイクって題材に通じるような不思議な雰囲気の曲だ。当然、振り付けもこれまでとは違う。こんなのもできるんだからね、菜の花座、みたいな粋がりもあったりしてね。
その稽古をようやく見ることができた。
この動作見てもわかるように、これまでとは様変わりの作品に仕上がっていた。さすが、振り付けのRさんだ。面白い!
さぁて、このオープニングをどう彩るか?そこは照明さんと総合プロデュースの私の仕事だ。ストロボ使って、非現実的点滅明りで踊ってもらう、なんてことも考えたが、まずは、初仕事の照明さん、無理やり難度を上げちゃまずい。せいぜい、LEDとかSS使ってみたら、程度の無難なアドバイスにとどめておいた。
ただ、衣装については発言権ありのはずだから、効果的なもの考えよう。もっとも、そちらも衣装担当はダンサーのHさんだから、すでに曲想と振りにマッチしたもの準備してることだろう。やることないよぉぉぉ!
そうそう、演出も照明も衣装も、メンバーが担えるようになるっことが、菜の花座の力量アップってことだ。
思い切って任せるところは、任せる!ぐじぐしと己のイメージに固執しない。それが、次の時代に仕事を引き継いでいく作法ってもんだよな。


コメント
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