アヴェ・マリア!
【参考資料】幾つかの科学者の言葉を引用します。
■
トマス・クーン(
Thomas Samuel Kuhn, July 18, 1922 - June 17, 1996) の言葉
「月は黄道(ecliptic)の周りを太陽よりも早くそして太陽よりは少なく恒常的に移動する。平均して月は黄道(Zodiac)を27日半かけて一巡りする。しかしこの一周に要する時間は毎回平均して7時間ほど異なる。・・・新月は29日あるいは30日の間を経て起こるが、月の体系的な観察と研究を数世代することを求める複雑な数学的理論のみが、特定の将来の月(month)の長さを決定することができる。その他の困難は、月と太陽の平均周期の測定することのできない長さから由来する。」
(
The Copernican Revolution: Planetary Astronomy in the Development of Western Thought pp. 46-47 より)
「しかしコペルニクス体系によるこの見かけ上の単純化は、これは新しい天文学の推進者が強調することがほとんど成功した虚偽宣伝の勝利であるが、大部分は幻想である。『天体の回転について』(De revolutionisbus)の最初の本においておよびコペルニクス体系の多くの近代的基礎的説明において提示された37個の円弧体系は、素晴らしく単純化された体系であるが、しかしそれは使い物にならない。これはプトレマイオス体系によって出される正確さと比較できるような正確さで惑星の位置を予言することはできない。」
(
The Copernican Revolution: Planetary Astronomy in the Development of Western Thought p. 169 より)
「コペルニクス体系は、プトレマイオス体系よりも単純でなければ、より正確でもない。」
The Copernican Revolution: Planetary Astronomy in the Development of Western Thoughtp. 171 より
(日本語訳:常石敬一訳『コペルニクス革命――科学思想史序説』紀伊國屋書店, 1976年/講談社[講談社学術文庫], 1989年)ISBN 4-06-158881-8)
■
フレッド・ホイル(Sir Fred Hoyle, 1915年6月24日 - 2001年8月20日)の言葉
「大空の2つの最も顕著な天体、すなわち太陽と月と(の正確な周期性を知ること)が、私たちがその他の惑星に行く前に、最大の困難の原因である。」
(Fred Hoyle,
Nicolaus Cpernicus: An Essay on his Life and Work, 1973, p.53 as quoted in
Robert Sungenis'
Galileo Was Wrong p. 39)
「プトレマイオス体系の地球中心説(天動説)は、アリスタルコスの太陽中心説(地動説)よりも成功したものだったということを証明してきた。コペルニクスが出てくるまで経験はコペルニクスとは別のことを示していた。実にコペルニクスは、プトレマイオスと肩を並べる前は、長い年月の激しい闘いをしなければならなかった。最終的に、コペルニクスの説はプトレマイオスの説を遙かに上回るということはなかった。」
(Fred Hoyle,
Nicolaus Cpernicus: An Essay on his Life and Work, 1973, p.5 as quoted in
Robert Sungenis'
Galileo Was Wrong p. 45)
■
ヘンドリック・アントーン・ローレンツ(Hendrik Antoon Lorentz, 1853年7月18日 - 1928年2月4日)の言葉
「短くいうと、あたかも地球は動いていないかのように全ては起こっている。」
("On the Influence of the Earth's Motion on Luminiferous Phenomena", 1886, as quoted in Arthur Miller's
Albert Einstein's Special Theory of Relativity, p. 20 quoted in Robert Sungenis'
Galileo Was Wrong p. 70)
■
エドウィン・パウエル・ハッブル(Edwin Powell Hubble, 1889年11月20日 - 1953年9月28日)
「
このような条件は、私たち(=地球のこと)は宇宙において唯一の位置、ある意味で中心にある地球という古代の概念に似た位置を占めているということを意味する。・・・この仮説は論破することができない。しかしそれは歓迎されない考えであり、現象を救うために最後の手段としてのみ受け入れられることである。従って、私たちはこの可能性を考慮しない。・・・特別に恵まれた場所(=宇宙の中心という位置)という歓迎されない位置は、どんな犠牲を払っても避けなければならない。・・・このような恵まれた位置は耐えられない。・・・従って、均一性(homogeneity)を復興させるために、そして唯一の位置という恐ろしさを避けるために、宇宙のゆがみによって補足されるべきである。それより他に逃れ道がないようである。」
(The Observational Approach to Cosmology, 1937, pp. 50, 51, 58, quoted in Robert Sungenis'
Galileo Was Wrong p. 88)
□ ハッブルの後、人間の造った望遠鏡において、ありとあらゆる種類の興味深い対象と力とが発見されてきた。すなわちクェーサー(準恒星状天体)、ガンマ線、エックス線バースト、宇宙的背景の電子波放射(
cosmic background microwave radiation)、銀河の広域な構造、そして星団(star clusters)である。世界中の科学者の驚くことは、新しい領域における新発見のそれぞれは、ハッブルの時と同じ情報を明らかにしている。つまり地球がそれら全ての中心に位置しているということである。クェーサーを専門とするオッタワ大学の宇宙物理学者 Yatendra P. Varshni の言葉を借りると
「地球は正に宇宙中心にある。クェーサーの幾つかの天界の層(spherical shell)における配置は、地球にのみ関連している。これらの層は他の銀河やクェーサーから見た場合には無くなってしまうだろう。このことは宇宙論的原理もそれにともなわなければならないということである。またこのことは地中に固定された座標軸が宇宙における良き好まれる参照基準(preferred frame of reference)であるということである。従って、特殊相対性理論および一般相対性理論は宇宙論のために放棄されなければならない。」 (Yatendra P. Varshni, Astrophysics and Space Science, 43:3, 1976, p.8)
(Robert Sungenis'
Galileo Was Wrong pp. 88-89)
■
スティーヴン・ウィリアム・ホーキング(Stephen William Hawking 1942年1月8日 - )の言葉
「宇宙はどの方向を私たちが見ても同じであるというこのこと全てが明らかなことは、私たちのいる位置が宇宙で何か特別な場所であるということを暗示しているように見えるかも知れない。私たちが他の銀河が私たちから遠くに離れつつあることを観察しているのなら、私たちが宇宙の中心に立っているにちがいないかのように思えるかもしれない。・・・しかし別の説明の仕方がある。宇宙は他の銀河から見られてもどの方向も同じように見えるのかも知れない、ということだ。これは既に述べたようにフリードマンの第二の前提である。私たちにはこの前提に賛成するあるいは反対する科学的証拠はない。私たちはただそれが慎ましい(modesty)からこう信じるだけだ。」
(A Brief History of Time, 1988, p. 42. quoted in Robert Sungenis'
Galileo Was Wrong pp. 139-140)
■
ジョナサン・カッツ(Jonathan. I. Katz)の言葉
「今日に至るまで、数千のバーストを観測し、その反対を証明しようと誠実に多くの努力を払ったにもかかわらず、ガンマ線バーストの方向において均一でランダムな配布から外れることをまだ納得いく形で証明することができていない。」
(Jonathan. I. Katz,
The Biggest Bangs: The Mystery of Gamma-Ray Bursts, The Most Violent Explosions in The Universe, Oxford U. Press, 2002. pp. 84. (
sample file) quoted in Robert Sungenis'
Galileo Was Wrong pp. 151)
「(ガンマ線)バーストの到達方向が均一に分配されていることは、私たちに次のことを語っている。つまり
宇宙におけるガンマ線バーストの根源は天球層(sphere or spherical shell)にあり、私たちがその中心にいるということである。・・・しかしコペルニクスは私たちに、私たちが宇宙において特別の待遇を受けた場所にいないということを教えてくれた。つまり地球は太陽系の中心ではなく、太陽は銀河の中心ではない、などと続く。私たちがガンマ線バーストの配布の中心にいるということを信じる理由はないことになる。もしそうであって、私たちの観察器具が宇宙空間のバーストを充分に捕らえる能力を持っているのなら、バーストの配分は均一(isotropic)であってはならないことになる。しかしこれは観察事実に反している。もしも私たちの観察器具がそれほどの能力を持たないものだとすると、N ∝ S
-3/2 の法則が保持されなければならなくなる。しかしこれは観察事実に反している。
これがコペルニクスの二律背反である。」
(Jonathan. I. Katz,
The Biggest Bangs: The Mystery of Gamma-Ray Bursts, The Most Violent Explosions in The Universe, Oxford U. Press, 2002. pp. 90-91. (sample file) quoted in Robert Sungenis'
Galileo Was Wrong pp. 150)
「天文学者たちはもはやより精密なデーターによってコペルニクスの二律背反が立ち消えになるとは期待していない。そのようなデーターは手元にあり、その意味することからは逃れられない。つまりデータは
私たちがガンマ線バーストの根源の天球層の対称的配布の中心にいる、そしてこの配布には限界の縁(outer edge)がある、この縁を越えると、バーストの根源の密度はゼロまで減少する、と示している。」
(Jonathan. I. Katz,
The Biggest Bangs: The Mystery of Gamma-Ray Bursts, The Most Violent Explosions in The Universe, Oxford U. Press, 2002. p. 111. (sample file) quoted in Robert Sungenis'
Galileo Was Wrong pp. 152)
============
ブログランキング <= クリックで応援して下さい。兄弟姉妹の皆様の応援を感謝します!
============
●
第一バチカン公会議 (第20回公会議)決議文(抜粋)
●
教皇グレゴリオ十六世 自由主義と宗教無差別主義について『ミラリ・ヴォス』1832年8月15日
●
教皇福者ピオ九世 現代社会の誤謬表『シラブス』 1864年12月8日
●
教皇福者ピオ九世 現代の誤謬の排斥『クヮンタ・クラ』 1864年12月8日
●
教皇福者ピオ九世 現代社会の誤謬表『シラブス』 1864年12月8日
●
すべてのプロテスタントおよび非カトリック者にあてた教皇書簡『ヤム・ヴォス・オムネス』 1868年9月13日
●
教皇レオ十三世 フリーメーソンの悪について『フマヌム・ジェヌス』1884年4月14日
●
教皇レオ十三世 自由について『リベルタス・プレスタンティッシムム』1888年6月20日
●
教皇レオ十三世 フリーメイソンについて『クストディ・ディ・クエラ・フェーデ』1892年12月8日
●
教皇レオ十三世 聖公会の叙階の無効性について『アポストリチェ・クーレ』(抜粋)1896年9月13日
●
アメリカ主義について『テステム・ベネヴォレンチエ』1899年1月23日
●
教皇聖ピオ十世 聖楽に関する自発教令『Inter Pastoralis Officii』(MOTU PROPRIO "TRA LE SOLLECITUDINI" SULLA MUSICA SACRA)1903年11月22日
●
教皇聖ピオ十世 近代主義の誤りについて『パッシェンディ Pascendi Dominici gregis』1907年9月8日
●
教皇聖ピオ十世 司祭叙階金祝にあたって、カトリック聖職者への教皇ピオ十世聖下の勧告『ヘレント・アニモ』1908年8月4日
●
教皇聖ピオ十世 シヨン運動に関する書簡『私の使徒的責務 Notre charge apostolique』1910年8月25日
●
教皇聖ピオ十世 近代主義に反対する誓い『サクロールム・アンティスティトゥム』1910年9月1日
●
教皇ピオ十一世 真実の宗教の一致について『モルタリウム・アニモス』1928年1月6日
●
教皇ピオ十一世 王たるキリストについて『クワス・プリマス』1925年12月11日
●
教皇ピオ十二世 福者ピオ十世の列福式に於けるピオ十二世の説教 1950年6月3日
●
教皇ピオ十二世 進化論及びその他の誤謬について『フマニ・ジェネリス』1950年8月12日
●
教皇ピオ十二世 支那の国民に対し『アド・シナールム・ジェンテム』1954年10月7日
●
教皇ピオ十二世 日本国民に対するメッセージ 1952年4月13日
●
教皇ピオ十二世 童貞聖マリアの無原罪の教義宣言の百年祭 回勅『フルジェンス・コロナ・グロリエ(輝く栄光の冠)』 1953年9月8日
【参考資料】
トリエント公会議(第19回公会議)決議文
【参考資料】ベネディクト十六世教皇の自発使徒書簡 Motu Proprio 『スンモールム・ポンティフィクム SUMMORUM PONTIFICUM 』の非公式日本語訳
【参考資料】第二バチカン公会議宣言『信教の自由に関する宣言』