対東欧政策とキリストの君臨
第二バチカン公会議は、聖座の対東欧政策に着手させた。「共産国家のもとで、精神病院において主体性を奪われ、実験用モルモットとして利用された人々、あの何百万の殉教者達を思う時、この司牧的公会議が共産主義を非難することを公式に拒絶したことだけをとってみても、全歴史を前に、この公会議を恥じ入らせるには十分な根拠になります。」
そういう訳で大司教は、ヨハネ二十三世とパウロ六世の指導下で推進されたバチカンの親共産主義的な政策を非難した。先ず、共産主義に抵抗していたラテン諸国において、ビセンテ・エンリケ・イ・タランコン(Vicente Enrique y Tarancon‐ スペイン)や、アントニオ・リベイロ(Antonio Ribeiro‐ポルトガル)、ホアン・カルロス・アランブル(Juan Carlos Aramburu‐アルゼンチン)、さらにラウル・シルヴァ・エンリケス(Raul Silva Henriquez‐チリ)などの枢機卿の地位にある大司教たちを任命し、その国々の政府に対立するこの親共産主義の政策を遂行させた。イタリアでは、最も赤寄りの司教である、イヴレア司教区のルイジ・ベッタッツィ(Luigi Bettazzi)司教がパックス・クリスティ(国連、ユネスコ、ユニセフ、ヨーロッパ議会などに諮問資格を持って参加するNGO)の国際会長に選ばれた。彼はイタリア共産党の党首、エンリコ・ベルリンゲル(Enrico Berlinguer)との文通をする事で知られていた人物である。
一方の共産主義諸国において、“過去にソ連の様々な拘置所で亡くなった司教たちは、共産主義者たちの協力者である司教らと入れ替えられて、忠実な司祭たちを迫害した。”
これは裏切り行為である。
「彼らはカトリック教会から殉教者の冠を取り上げているのです。(1983年10月28日、エコンでの霊的講話)」彼らは地下に隠れる司教たちや、地下教会の活動を無視することを望んでいる。“正常化しなければならない”ので、その為空位になった司教座に司教たちが任命されなければならなかった。しかしそれにはどういう条件のもとでだったのか?ルフェーブル大司教はフロリディ(Floridi)神父の言葉を引用した。
「カザロリが聖別したチェコスロヴァキアの司教たちが、共産主義体制の協力者である事が知られている。」「パウロ六世はハンガリー国内の各司教区に司教を配属する事が出来た事に満足だったので、ヤノス・カダル(Janos Kadar) に敬意を表した . . . しかし彼は、この“正常化”にどれだけ高い代価を支払ったのかは説明しなかった。つまりカトリック教会内の(司教職という)重要な地位に“(共産主義者の)パックスの司祭たち ”を任命した . . . . 事実、ミンゼンティ(Mindszenty)枢機卿の後継者であるラズロ・レカイ(László Lékai)枢機卿が“カトリック者とマルクス主義者の間で対話を促進させること”を約束したのを耳にして、カトリック信徒達は驚愕してしまった。」
ルフェーブル大司教は言う。「ヘルシンキ条約は、最初から最後まで、カトリック教会によって後援されていました 。最初の演説は、この機会の為に大司教に聖別されたアゴスティノ・カザロリによって行われたのです。」
1980年、ヨハネ・パウロ二世は、この条約に調印した各国に、「良心及び信教の自由」なるメッセージを送る。一年後に、共産主義国家に対して人権擁護を求める教皇からの要請に対する回答が、ソ連の回答と同じように、ポーランド政府による、連帯指導者達の追跡と逮捕(1981年12月13日)によってなされたとルフェーブル大司教は見てとった。
「モスクワによるバチカンに対するこの侮辱は、憎むべき対東欧政策 を打ち壊し、ピオ十一世やピオ十二世の取ったカトリック教会に相応しい唯一無二の態度を取り戻すのに十分なのだろうか?. . . 共産主義者であれ、フリー・メーソンであれ、悪魔とは対話などすべきではありません。悪魔は祓うものです。人権とは、悪魔が私達の聖主イエズス・キリストの権利を廃止する為に発明したものでしかないのです。」
ローマでは「その発言する内容や行動に、信仰の精神が感じられない。ローマは、世俗の社会ように単に人間的なやり方で行動し反応する人間政府のようだ。ある思想体系や教義、さらに未だ世界政府ではないが、そうなりつつある国連という国際機構によって動かされているいる。これらの全ては、根本的に私達の聖主イエズス・キリストの君臨に逆らうものだ。」と大司教は、友人のドン・プッティ(Dom Putti)のように考察した。
【聖ピオ十世司祭兄弟会 (FSSPX) 創立者 ルフェーブル大司教 伝記 目次】
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第二バチカン公会議は、聖座の対東欧政策に着手させた。「共産国家のもとで、精神病院において主体性を奪われ、実験用モルモットとして利用された人々、あの何百万の殉教者達を思う時、この司牧的公会議が共産主義を非難することを公式に拒絶したことだけをとってみても、全歴史を前に、この公会議を恥じ入らせるには十分な根拠になります。」
そういう訳で大司教は、ヨハネ二十三世とパウロ六世の指導下で推進されたバチカンの親共産主義的な政策を非難した。先ず、共産主義に抵抗していたラテン諸国において、ビセンテ・エンリケ・イ・タランコン(Vicente Enrique y Tarancon‐ スペイン)や、アントニオ・リベイロ(Antonio Ribeiro‐ポルトガル)、ホアン・カルロス・アランブル(Juan Carlos Aramburu‐アルゼンチン)、さらにラウル・シルヴァ・エンリケス(Raul Silva Henriquez‐チリ)などの枢機卿の地位にある大司教たちを任命し、その国々の政府に対立するこの親共産主義の政策を遂行させた。イタリアでは、最も赤寄りの司教である、イヴレア司教区のルイジ・ベッタッツィ(Luigi Bettazzi)司教がパックス・クリスティ(国連、ユネスコ、ユニセフ、ヨーロッパ議会などに諮問資格を持って参加するNGO)の国際会長に選ばれた。彼はイタリア共産党の党首、エンリコ・ベルリンゲル(Enrico Berlinguer)との文通をする事で知られていた人物である。
一方の共産主義諸国において、“過去にソ連の様々な拘置所で亡くなった司教たちは、共産主義者たちの協力者である司教らと入れ替えられて、忠実な司祭たちを迫害した。”
これは裏切り行為である。
「彼らはカトリック教会から殉教者の冠を取り上げているのです。(1983年10月28日、エコンでの霊的講話)」彼らは地下に隠れる司教たちや、地下教会の活動を無視することを望んでいる。“正常化しなければならない”ので、その為空位になった司教座に司教たちが任命されなければならなかった。しかしそれにはどういう条件のもとでだったのか?ルフェーブル大司教はフロリディ(Floridi)神父の言葉を引用した。
「カザロリが聖別したチェコスロヴァキアの司教たちが、共産主義体制の協力者である事が知られている。」「パウロ六世はハンガリー国内の各司教区に司教を配属する事が出来た事に満足だったので、ヤノス・カダル(Janos Kadar) に敬意を表した . . . しかし彼は、この“正常化”にどれだけ高い代価を支払ったのかは説明しなかった。つまりカトリック教会内の(司教職という)重要な地位に“(共産主義者の)パックスの司祭たち ”を任命した . . . . 事実、ミンゼンティ(Mindszenty)枢機卿の後継者であるラズロ・レカイ(László Lékai)枢機卿が“カトリック者とマルクス主義者の間で対話を促進させること”を約束したのを耳にして、カトリック信徒達は驚愕してしまった。」
ルフェーブル大司教は言う。「ヘルシンキ条約は、最初から最後まで、カトリック教会によって後援されていました 。最初の演説は、この機会の為に大司教に聖別されたアゴスティノ・カザロリによって行われたのです。」
1980年、ヨハネ・パウロ二世は、この条約に調印した各国に、「良心及び信教の自由」なるメッセージを送る。一年後に、共産主義国家に対して人権擁護を求める教皇からの要請に対する回答が、ソ連の回答と同じように、ポーランド政府による、連帯指導者達の追跡と逮捕(1981年12月13日)によってなされたとルフェーブル大司教は見てとった。
「モスクワによるバチカンに対するこの侮辱は、憎むべき対東欧政策 を打ち壊し、ピオ十一世やピオ十二世の取ったカトリック教会に相応しい唯一無二の態度を取り戻すのに十分なのだろうか?. . . 共産主義者であれ、フリー・メーソンであれ、悪魔とは対話などすべきではありません。悪魔は祓うものです。人権とは、悪魔が私達の聖主イエズス・キリストの権利を廃止する為に発明したものでしかないのです。」
ローマでは「その発言する内容や行動に、信仰の精神が感じられない。ローマは、世俗の社会ように単に人間的なやり方で行動し反応する人間政府のようだ。ある思想体系や教義、さらに未だ世界政府ではないが、そうなりつつある国連という国際機構によって動かされているいる。これらの全ては、根本的に私達の聖主イエズス・キリストの君臨に逆らうものだ。」と大司教は、友人のドン・プッティ(Dom Putti)のように考察した。
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