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近況報告 ふと、思ったこと

2011年04月14日 | トマス小野田神父(SSPX)のひとり言
アヴェ・マリア!

愛する兄弟姉妹の皆様、

 如何お過ごしでしょうか?

 明日から大阪で聖伝のミサがあります。

 こちらは一昨日も病院に行きレントゲンを撮りました。病院が大きく専門化されているので一つ一つに待ち時間が大変です。検査の結果、やっぱり三つの白いものが右に影になっていました。まだ治療は続くようです。心臓の専門医がオーナーを出すなら、超音波で石を破壊する治療をすることになりそうです。

 昨日は、あるフィリピンの神学校の教授の司祭が私たちの修道院に来られて、聖伝のミサの練習をして行きました。お昼は七人の司祭で、食事中の読書朗読はなくして、会話に花が咲きました。


 今日マックファーソン神父様が日本に発ちましたが、マニラの修道院では6名の司祭が聖週間の準備をしています。


 ところで、今回の地震と、まだ続く余震のニュースで、今までなんだかあって当たり前のように思っていた電気が、実はこれを生み出すためには多くの努力と犠牲と危険があったのだと思うようになりました。もちろん、鉱山を採掘するにも、自動車を運転するにも、海底の天然ガスを取り出すにも、多くの努力と犠牲と危険が伴います。


 電気のスイッチ一つで光らせたり、動かしたり、何のためらいもなくやっています。また電気のお陰で新幹線や電車が動いたり、コンピュータが動いたりしています。無くてはならなくなっているこの電気。電気の享受の目に触れないところで、その陰で、多くの方々がいるということを改めてつくづく思いました。

 また、この便利な電気も、いつまで無制限に使い続けることができるのだろうか、と思うようになりました。
 私たちはますます節電に心掛けなければならないと思いました。余り電力に頼り過ぎるといざという時に大変だからです。


 これからは余り電力を使うようなものは使われなくなるのでしょうか? 電気磁石の磁力で浮上するリニアモーターカーとか大丈夫なのだろうか、と思います。(コンピュータも電気は多く使用するようですが。)


 そんな時、故山田晶教授のことを思い出します。名古屋の南山神学校に訪ねて行った時、万年筆で原稿用紙に手書きで論文や翻訳を書いておられました。電力に頼り過ぎることに警戒しておられました。


 将来的には、天主の恵みで、海の水から簡単に汚染なくエネルギーを生み出すとか、太陽のエネルギーを効果的に貯めて使うとか、色々な発明がきっと見つかることでしょう。そう期待します。それでも、人間だけの力では、この地上に「楽園」を作ることはできないでしょう。何故ならば、人間の欲望にはきりがなく、私たちの資源は有限だからです。

 いずれにしても私たちは節度を弁えて、有限の資源を天主から委ねられた大切な道具・手段として、賢明に善く使わなければならないことは確かだと思いました。


愛する兄弟姉妹の皆様と会うのを楽しみにしています。いつもお祈りで思い出しております。

愛する兄弟姉妹の皆様の上に天主様の祝福が豊かにありますように!!


トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)

--このブログを聖マリアの汚れなき御心に捧げます--

アヴェ・マリア・インマクラータ!
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