The message from Fr Onoda
+Ave Maria Immaculata!
My dearest Brethren, September 29th is the feast of Saint Michael, Second Primary Patron saint of Japan!
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カトリック東京大司教区の皆様
「聖ピオ十世会」に関する公示について(解説)
カトリック東京大司教区は、2020年10月1日付で、「聖ピオ十世会」、または「SSPX (The Society of Saint Pius X)」と名乗る団体が、東京大司教区とは一切関係のない団体である旨を公示いたしました。同時に教皇庁教理省の見解に基づき、同会の聖職者が適法に使徒職を果たすことが出来ないことを付記いたしました。この公示に関して、その背景をご説明申し上げます。
新型コロナウイルス感染症が拡大していた2020年2月27日から同年6月20日まで、カトリック東京大司教区では、すべてのいのちを守るために、大司教区内においてミサを非公開とする措置をとり、教会施設における集会を停止してきました。あらためて言うまでもなく、わたしたちの教会は共同体としての一致を基礎として成り立っています。今回の事態は、日曜日に教会に集まれないという事実を持って、わたしたちに教会共同体の意味を再考する機会を提供しています。
もちろん個々のキリスト信者は、自由に何らかの団体に属することができますが、現在の状況に鑑みると、キリスト信者は、何かの信心会や活動グループ、修道院や黙想の家に所属する信者なのではなく、基本的に教区共同体の民、小教区共同体の民の一員であるという意識を持つことが重要です。加えて共同体における一致とは、単に物理的に建物に集まることだけを意味しないことを、わたしたちは今般の事態で学び、霊的なきずなにおける一致の重要性を再確認しています。
今般の緊急事態にあって、いのちを守るためにミサの公開を中止にするという緊急の措置を選択いたしました。忍耐を持ってこれに従ってくださった方も多くおられましたが、趣旨をご理解いただけず協力いただけなかったケースもいくつか報告されています。教会の霊的一致の観点からは残念なことでありました。物理的な一致だけではなく、霊的な一致が実現しないのであれば、相対的価値観が支配する現代社会にあって、神のもとに集められる教会共同体は、その存在の意味を失ってしまいます。
上記のそうした報告の中に、公開ミサが中止されているにも関わらず、都内某所において、カトリック教会のミサが多数の方を集めて継続されているとの情報が教区本部に寄せられました。その事実を確認した結果、ミサは聖ピオ十世会の司祭によってささげられていることが判明いたしました。そこで、聖ピオ十世会と聖座との現時点での関係について教皇庁教理省と協議した結果に基づき、上記の内容の公示をいたしました。同会は東京大司教区とは関係のない団体ですので、その活動は独自のものであり、自由です。ただし同会の司祭は、東京大司教区内において適法に使徒職を行使することは出来ません。また同会と教会との関係を考慮するとき、信徒が同会のミサに参加することは、現時点で推奨することは出来ませんので、一人ひとりが信仰者としてのふさわしい判断をされることを望みます。
カトリック東京大司教区 大司教
タルチシオ 菊地功
新型コロナウイルス感染症が拡大していた2020年2月27日から同年6月20日まで、カトリック東京大司教区では、人命尊重の立場から感染対策を徹底するため、管轄下にある東京都と千葉県におけるカトリック教会でのミサを非公開とする措置をとり、教会施設における集会を停止してきました。この措置にもかかわらず、この期間にあって、都内某所において、カトリック教会のミサが多数の方を集めて継続されているとの情報が寄せられました。
その事実を確認し、教皇庁教理省と協議の結果、以下のように公示します。
記
「聖ピオ十世会」、または「SSPX (The Society of Saint Pius X)」と名乗る団体は、カトリック東京大司教区とは、一切関係のない団体です。2020年9月1日付の駐日教皇庁大使館からの書簡によれば、教皇庁教理省から、「聖ピオ十世会は現時点ではカトリック教会において法的身分を有しておらず、同会の聖職者は、教会法上の制裁から解放されているとはいえ、教会において適法に使徒職を果たすことが出来ない」との回答がありました。従って、カトリック東京大司教区において、同会の聖職者は適法に使徒職を果たすことが出来ません。
また信徒が同会のミサに参加することは、現時点で推奨することは出来ませんので、信徒一人ひとりが信仰者としてのふさわしい判断をされることを望みます。
以上
カトリック東京大司教区タルチシオ菊地功大司教様
カトリック東京大司教区の皆様
2020年10月1日付東京大司教区のSSPXに関する公示に関して、私たちは次の点を明確にしたいと思います。
【聖ピオ十世会について】
聖ピオ十世会、SSPX (the Society of Saint Pius X)は、1970年11月1日にスイスのフリブール教区においてローマ・カトリック教会の教会法に従って創立されたカトリック教会の中の一つの修道会です。創立以来、カトリック信者の要請に答える形で、全世界への使徒活動を拡大しています。
* 聖ピオ十世会の司祭は、有効に叙階されており、ラテン語で聖伝のミサ(Traditional Latin Mass)を捧げています。ミサの典文(Canon)の中では、教皇フランシスコの名前と当地の教区長の名前(東京大司教区ではタルチシオ菊地功大司教)を唱えています。教皇ベネディクト十六世は自発教書「スンモールム・ポンティフィクム」の中で、全てのカトリック司祭は聖伝のミサを捧げる権利を有していると宣言しました。何故なら、聖伝のミサは一度も廃止されたことがないからです。
*聖ピオ十世会の司祭は、有効に告解の秘蹟を執行しています。教皇フランシスコは書簡「ミゼリコルディア・エト・ミゼリア」で、聖ピオ十世会の司祭たちが世界中ですべての信者のために告白の秘蹟を行う権限を持つと宣言しました。さらにこの「処置」は無期限に延長されています。
*聖ピオ十世会は婚姻の秘蹟を有効に祝別しています。教皇フランシスコはそのために全世界の司教たちに彼らの協力を求めたことからも明らかです。
したがって、教皇フランシスコは、信徒を聖ピオ十世会から遠ざけるのではなく、信徒の霊的な助けになり、秘跡を執行するにふさわしいと判断していることを示しています。
*教皇庁教理省が「同会の聖職者は、教会法上の制裁から解放されている」(いかなる制裁も受けていない)と認めている点はその通りです。しかし「教会において適法に使徒職を果たすことが出来ない」とおっしゃる点については、私たちは意見を異にしております。私たちの主イエズス・キリストが、安息日に善を行ったことが適法であった(律法学士やファリザイ人たちは違法だと断罪しましたが)という意味で、聖ピオ十世会の使徒職は適法であり善であると認識しています。
*東京大司教が「その活動は独自のものであり、自由です」「信徒が同会のミサに参加することは、現時点で推奨することは出来ません」とおっしゃって、暗黙の了解として認めていらっしゃることは、聖ピオ十世会の司祭は、東京大司教区とは独自に自由に活動している、カトリックの司祭であり、そのミサはカトリックのミサであり、東京大司教区の信徒が聖ピオ十世会のミサに参加することは推奨しないものの禁止はしない、ということです。
*私たちは、教皇ベネディクト十六世も確認されたように、この一度も廃止されたことのない聖伝のミサこそが、カトリック教会の真の信仰と教理を反映したものだと信じております。この聖伝のミサこそが、聖ペトロが捧げたミサ、聖フランシスコ・ザビエルが日本で捧げたミサ、日本のキリシタンたちが200年以上待ち続けたミサです。残念ながら、日本では現在、この聖伝のミサが定期的に捧げられている教会がありません。
*聖ピオ十世会は、ローマ・カトリック教会の一修道会で、その主要な創立目的は聖なる司祭をカトリック教会のために養成することです。それと同時に、カトリック教会が二千年間、使徒たちから私たちに伝えられた変えることのできない教会の信仰と教えと秘蹟(聖伝)をカトリック信徒たちに伝え続けています。そのために、必要に応じて、第二バチカン公会議をきっかけに提唱されている聖伝からの断絶や、聖伝に反する教えについて告発しています。
【新型コロナウイルス感染対策について】
聖ピオ十世会は、自然の命はもちろんのこと、超自然の命を尊重する立場から、命の危険が広がっている時こそ、カトリック信徒たちにとって主日のミサ聖祭や告解の秘蹟などは、日常生活必需品や医療関係以上に必需であり緊急であると信じています。そこで、日本政府の方針と指導に従って、感染対策を徹底しつつ、天主のお恵みと祝福と憐みにより、東京と大阪とで毎週主日に公開的にミサを捧げ続けています。
これは、東京大司教区の管轄下でのミサを非公開とする措置に逆らうために組織されたものではなく、過去約三十年にわたってし続けてきたことをそのまま継続しただけのものです。聖ピオ十世会はこれまでも常にカトリック信者の霊的生命を守ることを第一に考えて宣教し聖伝のミサを捧げ続けていますが、これらは聖ピオ十世会の霊的奉仕を必要とする方々に、霊的な恵みと支援を与えるためのものです。
聖ピオ十世会は、現在、東京では以下の場所で毎週主日に聖伝のミサを3回捧げています。
場所:東京都文京区本駒込1-12-5 曙町会館
時間:午前9時、11時、12時30分
聖伝の典礼を信徒の皆様に体験していただくためにも、カトリック東京大司教区の皆様を全てご招待いたします。
「過去の人々にとって神聖だったものは、わたしたちにとっても神聖であり、偉大なものであり続けます。それが突然すべて禁じられることも、さらには有害なものと考えられることもありえません。わたしたちは皆、教会の信仰と祈りの中で成長してきた富を守り、それにふさわしい場を与えなければなりません。」ベネディクト十六世
聖ピオ十世会について、その歴史、その活動、その立場、その理由などをもっと知りたい方は、聖ピオ十世会の公式ウェブサイト(https://fsspx.org/en)をご覧ください。或いは、ブログ Credidimus Caritati をご覧ください。
トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)
イエス様は、現代社会の'相対的価値観'に合わせろとはおっしゃいません。
もし神様がそんなものであるなら、誰が喜びますか?誰が救われますか?
'現代'というものは常に変わります、では、イエス様は変わる世の中に合わせろと仰いましたか?反対のことを言われました。
神様はミーハーではありません。
『物理的な一致だけではなく、霊的な一致が実現しないのであれば、』とありますが、その通り、霊的な一致がまず必要ですので、イエス様が言われた通り、この世の肉への欲を捨て、失われる物への愛着でなく、まず霊魂の為に霊的な糧を求めましょう。
使徒信条で '永遠の命を信じます'と宣言する通りに、共に実行致しましょう。
ご自身で『霊的な一致がなければ教会は存在意味を失う』とまで思われているのですから、反対のことを求めず、共に霊魂の為に一致して常に祈りつつ参りましょう。