2020年12月20日(主日)待降節第4主日のミサ
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父説教(東京)
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
愛する兄弟の皆さん、あと数日後の12月25日は、イエズス様の御誕生です。
大人の人は、24日クリスマスの前日に、大小斎を伝統的に守ります。今では厳密な義務ではなくなってしまったのですけれども、しかし昔からクリスマスの前には、大小斎を守る習慣があります。もしもよろしかったらお捧げ下さい。
小さな子供たちは、ではイエズス様をお迎えする為にどうしたら良いでしょうか?
私たちの為にお生まれになるイエズス様が、「誰か」という事をよく知っていて下さい。
イエズス様は、ただの小さな赤ちゃんではありません。イエズス様は、この全宇宙を創った天主様であって、地球も、太陽も、この銀河系も、この全宇宙も、天主様の目から見れば、ほんの小さいものにすぎません。
この偉大な主が、この全宇宙を創った主が、私たちの為に小さく、赤ちゃんになって来られます。これは、天地創造以後、私たちにとって最も大きな大事件なのです。
何で天主様は、赤ちゃんになって来たのでしょうか?
理由は一つしかありません。それは、私たちを愛していたからです。私たちが幸せになるように、私たちに幸福と光を与える為に、命を与える為に、人間になりました。このイエズス様に感謝を致しましょう。
ですから皆さんも、小さなお友達も、イエズス様にプレゼントを差し上げて下さい。
小さなお友達がイエズス様に与えるプレゼントは、「イエズス様、ありがとう。イエズス様、愛しています」という、赤ちゃんのイエズス様に、愛の言葉をかける事です。
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。