Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

私たちが天主へと行くには、永遠の命の道を通る為には、天国の道を開く為には、天主の御望みを果たす為には、その秩序を回復する為には、たった一つの方法しかありません。それは十字架の木です。

2022年04月20日 | お説教・霊的講話

2022年4月15日(金)聖金曜日
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父 説教

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

愛する兄弟姉妹の皆様、アダムとエワが木で犯した罪を償う為に、人祖が木を以って破壊した秩序を回復する為に、第二のアダムイエズス・キリストは、十字架の木を以って、愛の秩序を、天主の秩序を立てました。

私たちが天主へと行くには、永遠の命の道を通る為には、天国の道を開く為には、天主の御望みを果たす為には、その秩序を回復する為には、たった一つの方法しかありません。それは十字架の木の実(イエズス・キリスト)を取って、私たちもそこに一緒になることです。

イエズス・キリスト、すなわち人となった真の天主は、聖血(おんち)を全て流して、御自分の御体を私たちに与え尽くして、命を捧げて、そして愛の秩序を立てました。これがキリスト教の真髄です。天主が立てた新しい世界秩序です。

この十字架に、十字架の神秘に、そして十字架の神秘の続きであるミサ聖祭に、全ての恵みと、天主の秩序への鍵が、秘密が入っています。これ以外にはありません。

この十字架に、天主の愛がどれほど偉大であったか、全て表れています。

天主聖父(おんちち)は、聖子(おんこ)を全く容赦しませんでした。天主聖子(おんこ)も御自分を全て与え尽くしました。死に至るまで、しかも十字架の死に至るまで従順であろうとしました。

ここに、私たちに対する無限の愛が表れています。

同時に十字架は、私たちにもう一つの事を教えています。天主の愛のほかにさらにもう一つ別の事です。

それは罪の恐ろしさです、罪の結果です。私たちの犯した罪は、その償いの為に、天主の聖子が聖血を全て流すことさえも要求しました。

罪の結果がどれほどであるか、ということを十字架は示しています。

この十字架の木の立てられた、世の救いの木が立てられた聖金曜日に、私たちは心を込めて、天主の愛、十字架の神秘を礼拝して、讃美致しましょう。イエズス・キリストの愛に感謝致しましょう。

私たちも、弱い私たちですけれども、イエズス・キリストの御助けを以って、私たちの受ける、私たちに与えられた十字架とそして苦しみを、私たち自身の為に、そして隣人の為に、兄弟姉妹たちの為に、マリア様を通して、イエズス様に御捧げする御恵みを乞い求めましょう。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

Photo Credit



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。