Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

ミサ全体を通じて、私たちは三位一体を繰り返し告白し礼拝する

2024年05月30日 | お説教・霊的講話

三位一体の主日―ミサにおいて

ワリエ神父 2024年5月26日

典礼は聖書の勉強の場ではありませんが、まぎれもなく「神学的場所」(locus theologicus)、つまり教義的真理の源泉です。皆さまお分かりのように、私たちは、三位一体を、ミサ全体を通じて繰り返し告白し、礼拝します。

I.十字架のしるし
唯一の天主、唯一の本性。「(天主の)御名によりて」
三つのペルソナ。「聖父と聖子と聖霊」

II.グローリア・パトリ(願わくは、聖父と聖子と聖霊とに…)
三つのペルソナ。「聖父と聖子と聖霊」

III.キリエ(主、あわれみたまえ)
キリエ―聖父
クリステ―聖子
キリエ―聖霊
同じ願い:「エレイソン―ミゼレーレ・ノビス―われらをあわれみ給え」―御稜威を三回強調します。
IV.グローリア(栄光頌)
(ルカ2章14節)→  →  →  礼拝/感謝
いと高きところには天主に栄光あれ、地上にては善意の人々に平安あれ。
われら御身をほめたたえ、御身を祝し、御身を礼拝し、御身に栄光を帰し奉る。/われら御身の偉大なる栄光のために感謝し奉る。天主なる主よ、天の王よ、全能の御父なる天主よ。
なだめ →  →  → 祈願
御独り子なる主イエズス・キリスト、天主なる主、天主の小羊、聖父の聖子よ。世の罪を除き給う御者、われらをあわれみ給え。世の罪を除き給う御者、われらの願いを聞き給え。御父の右に座し給う御者、われらをあわれみ給え。
御身は唯一の聖なる御者、唯一の主、唯一のいと高き御者、イエズス・キリストにてまします。
聖霊とともに、
聖父なる天主の栄光において。アーメン。

V.クレド(信経)
われ信ず、唯一の天主、 →  →  → 属性
全能の聖父、天と地、見えるものと見えざるもの、すべての造り主を。

また、われ信ず、唯一の主、天主の御独り子イエズス・キリストを。主はよろず世の先に聖父より生まれ、天主からの天主、光からの光、まことの天主からのまことの天主、造られずして生まれ、聖父と一体なり、すべては主によりて造られたり。→   → →  御托身/贖い

主はわれら人類のため、われらの救いのために、天より下り、聖霊によりて童貞マリアより御体を受け、人となり給えり。われらのために十字架につけられ、ポンシオ・ピラトの下にて苦しみを受け、死して葬られ、聖書にありしごとく三日目によみがえり、天に昇りて聖父の右に座し、生ける人と死せる人を裁かんために再び栄光をもって来り給う。主の国は終わることなし。

  →  →  →  内的聖化
また、われ信ず、主なる聖霊、命の与え主を。聖霊は聖父と聖子より出で、聖父と聖子とともに拝み崇められ、また預言者によりて語り給えり…

VI.スシペ・サンクタ・トリニタス(聖三位一体よ、受け給え)
司祭が手を洗ったあとのこの祈りは、至聖なる三位一体に直接向けられています。

VII.サンクトゥス(聖なるかな)
イザヤ6章3節(「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、万軍の主! 全地上は主の栄光に満ちあふれる」)
聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな → → 万軍の天主なる主
天と地は、主の栄光に満ちあふれる。いと高きところにホザンナ。

VIII.ペル・イプスム(彼によって)
彼(すなわち私たちの主イエズス・キリスト)によって、彼とともに、彼において、
聖霊との一致において、
すべてのほまれと栄光は、永遠に、全能の聖父、御身のもの。アーメン。

IX.プラチェアト・ティビ・サンクタ・トリニタス(聖三位一体よ、嘉し給え)
最後の祝福の直前にある閉祭の祈りは、至聖なる三位一体に直接向けられています。

X.最後の祝福
全能の天主が、あなたたちを祝福し給わんことを、
聖父と、聖子と、聖霊とによりて。

今日のミサの入祭誦の美しい言葉を繰り返しましょう。「聖なる三位一体にして分かちえぬ唯一の御者、祝せられ給え。われら主に感謝し奉る、なぜなら、主はその慈しみをわれらに与え給うたからである」。

 



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