2021年1月10日(主日)聖家族の祝日
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父メッセージ
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
愛する兄妹姉妹の皆様、今日は嬉しいニュースをお伝えしたいと思います。
聖ピオ十世会は、東京に新しい修道院をオープンしました。フランス人のドモルネ神父様(聖ピオ十世会司祭です)と、そして私と二人で、司祭生活を共同生活を始めました。
何も、全く何も無いナザレトの家のような単純な生活ですけれども、しかしやはり一緒に御聖堂でお祈りをして、黙想をして、そして共同生活をするのは、本当に喜びに満ちたものです。どうぞ皆さんのお祈りとサポートを深く感謝しております。
そして明日から、この修道院創立の為の司祭黙想会も一週間、沈黙の内に行なうつもりです。どうぞこの黙想会の成功の為にお祈り下さい。
この黙想会が終わったら、マリア様にこの修道院、そして全ての活動、ミッション、そして皆さんを、マリア様の汚れなき御心に奉献する予定です。
そしてこれからは修道院長は、「マリア様の汚れなき御心」であって、私たちはそのしもべに過ぎない、という事も奉献で言明したいと思っています。
そしてマリア様こそ、私たちの司祭生活をリードして下さるように、導いて下さるように、お願いしたいと思います。
また今日は聖家族の祝日でもありますので、私たちの司祭生活、共同生活が、家族の生活であるように、一致の生活であるように、兄弟たちの生活であるようにと、聖ヨゼフ様とマリア様に、イエズス様にお願いしています。皆様もどうぞお祈りをお願いします。
ところで、ドモルネ神父様は、この次の主日に東京で初ミサをされます。どうぞ皆さんいらしてください。9時と11時と12時半です。入谷ホールという所であります。
ところで、修道院の名前は「暁の星の聖母修道院」ですけれども、なぜこの名前を付けたかというのを少し説明させて下さい。
「暁の星の聖母」に対する信心は、私たちのミサの時にいつも、27年間以上に渡って、これを続けてきました。
暁の星のマリア様というのは、聖母の連祷の内の1つの呼びかけですけれども、マリア様のタイトルですけれども、ちょうど夜の星がなくなってしまって、そして太陽が昇りつつある時に、暁の星だけが一つ残って、そして太陽が来るのを私たちに知らせてくれる、そしてそれを導く、そしてそのマリア様は暁の星に例えられます。
では昇る太陽というのは、正義の太陽イエズス・キリストであって、そしてちょうど日の出ずる国日本に、まさに正義の太陽が昇る為に、その先駆けとして、私たちに輝いて下さるマリア様、暁の星が素晴らしい名前だと思っているからです。
また、これは開国して20世紀になった当初、マリア会の神父様たちが日本に来て学校を作る時に、この「暁星」という名前をつけました。マリア会のエミリオ・エック神父様(エミール・エック)は、非常にその為に、この日本の宣教の為にヨーロッパ中を回って、献金を集めたり、募金を集めたりして、そして教皇聖ピオ十世ともお会いして、祝福を受けたりしました。
また、その日本での学校が「暁星」だ、「暁の星」だという名前を聞いた、当時マリア会で聖マリア大学、ローマの大学の学長をしていたエルネスト・モリス神父様も、その日本での活動がうまくいくように、暁の星に対するマリア様のお祈りを作りました。これは聖ピオ十世が贖宥を与えています。
そしてこのお祈りを私たちも、いつもミサの後に祈っています。暁の星なる聖マリア、私たちのこの日本を、正義の太陽であるイエズス様が日本を照らすのを助けて下さいますように、お祈りしています。
ですから、この名前を取る喜びを私たちは受けました。どうぞ暁の星なる聖母マリア様にたくさんお祈り下さい。
今年はルフェーブル大司教様の帰天30周年で、ですからちょうど良いタイミングであるなぁと、ルフェーブル大司教様にも感謝しています。
もしも聖伝のミサが今、世界中にあるとしたら、これはたった一人、この大司教が命がけで守って下さったからに他ならないからです。
では愛する兄弟の皆さん、これから聖ピオ十世会が多くの霊魂の為に働く事ができますように、聖化の為の働く事ができますように、そして信仰をこのまま何も変えずに守る事ができますように、教皇様たちにいつも、その歴代の教皇様の不可謬の教えに忠実で従順である事ができるように、カトリック教会のその聖伝に、多くの公会議の不可謬の教えに従順である事ができるように、活躍したいと思っています。
皆さんの多くのお祈りとご支援を感謝しています。
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。