Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

私たちは洗礼の時に、悪魔と、悪魔の業と、悪魔の栄華を、全てこの世の業を脱ぎ捨てて、キリストを着た

2021年04月28日 | お説教・霊的講話

2021年4月10日(土)白衣の土曜日のミサ
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父説教


聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

聖伝によると、復活の徹夜祭で洗礼を受けた新受洗者は、8日間の毎日ミサに、洗礼の時に受けた白衣を着て与っていましたが、今日このミサを最後に、自分の受けた白衣を、洗礼の時に受けた白衣を教会に返して、これからは普通の服で生活する、という習慣がありました。

たとえ普通の服を着ても、イエズス・キリストの聖寵の状態を保って、清い心で、清い霊魂で、生活を始める、外見はそうではないけれども霊魂は、清さを保って汚れなく、終わりまで、この清さを保つ、という生活が始まりました。

ですから今日、聖ペトロが、ヨハネと一緒に墓に行って、イエズス様の墓に、イエズス様を巻いていた聖骸布が脱がれて置かれていた、という風景を見ます。復活したのでもう聖骸布はいらない、墓に置いてよみがえった。

また今日の書簡でも、同じ聖ペトロが、「子供のように、幼子のように、乳飲み子のように、私たちは悪意や、嘘や、邪悪を脱ぎ捨てて、そして純粋な乳を求めよ」と呼びかけています。

私たちも洗礼の時に受けた聖寵を象徴する白い衣を、外見上は脱ぎましたが、「私たちは洗礼の時に、悪魔と、悪魔の業と、悪魔の栄華を、全てこの世の業を脱ぎ捨てて、キリストを着た」という事を今日、思い出すように致しましょう。

そしてこの洗礼の清さをいつまでも保つ事ができますように、天国に行く日まで保つ事ができますように、特別の御恵みをお祈りしましょう。特にマリア様にお祈り致しましょう。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。