アメリカにバスケットのプロリーグであるNBAというものがある。NBAには選手育成用の下部リーグがある。これ以外にもマイナーリーグと扱われるプロリーグがある。日本のおそらく、現在一番NBAに近いのは田臥勇太だろう。彼が以前プレーしていたABA(American Basketball Association)もこの一つである。
彼が所属していた、ABAのLong Beach Jamが、今度本拠地と名前を変え、NBAが直接運営に関わるNBA Development League(D-League)にチームごと移ることになった。おもしろそうなので、調べてみた。
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リーグのサイトや、英語版Wikipediaによると、このリーグではリーグ加盟チームは複数のNBAチームの下部チームとなり、選手養成をすることになっている。'06-'07シーズンは12チームでリーグを構成するようだ。早速チーム名を調べてみた。
カッコ内は選手を供給する先(NBA)である。
Eastern Division
Arkansas RimRockers
(Atlanta Hawks, Memphis Grizzlies, Miami Heat)
Austin Toros
(Boston Celtics, Houston Rockets, San Antonio Spurs)
Dakota Wizards
(Chicago Bulls, Washington Wizards)
Fort Worth Flyers
(Charlotte Bobcats, Dallas Mavericks, Philadelphia 76ers)
Sioux Falls Skyforce
(Detroit Pistons, Minnesota Timberwolves)
Tulsa 66ers
(Milwaukee Bucks, New Orleans/Oklahoma City Hornets, New York Knicks)
Western Division
Albuquerque Thunderbirds
(Cleveland Cavaliers, Indiana Pacers, Phoenix Suns)
Anaheim Arsenal
(Los Angeles Clippers, Portland Trail Blazers, Orlando Magic)
Bakersfield Jam
(Golden State Warriors, Sacramento Kings)
Colorado 14ers
(Denver Nuggets, New Jersey Nets, Toronto Raptors)
Idaho Stampede
(Seattle Supersonics, Utah Jazz)
Los Angeles D-Fenders
(Los Angeles Lakers)
今シーズンのみFlorida Flameが活動休止。
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12チーム中Noun+sは8チーム。
rimはゴールの輪。rockerのrockは揺り動かす(?)かな。
toroはスペイン語でbull、複数形でbulls。ウェブサイトを見たら、スペイン語をニックネームにした初のプロチームとのこと。
wizardは魔法使い。
flyerは飛ぶもの、飛ぶ人、快速列車の意味もある。
66erはルート66からの造語(?)かな。ルート66を走る人、車かな。
thunderbirdはライチョウではなく、ネイティブアメリカンの伝説(神話)の鳥
14ersはアメリカで海抜14,000ft.(4,267.2m)を越える山のこと。Fourteenerとつづる。コロラド州にはこの高さの山が多くあることから命名されたようだ。
D-Fenderはよくわからない。defenderなのかな? fenderだけだと、日本語で言う自動車の車輪の後ろについている泥はねよけ。
こう考えてみると、NBAが31チームで3チームがNoun+sではないことを考えると、随分多い。
skyforceは空の力。バスケの空中戦のイメージかな。
arsenalはイギリスのサッカーチームで有名なのがある。兵器庫、武器庫、武器の蓄え(これは集合名詞)の意味。
jamは混雑、雑踏の意味。
stampedeは牛などの集団暴走の意味だ。
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地域性が出ていると思えるのは、66ersと14ersくらい。後は、強そうな名詞を使っているようだ。Noun+sの形式を採らないチームの比率が高いのは、アメリカ人が格好いいと思う名前のつけかたが変わったからなのかな。それもと、商標権とかの問題なのかな。
今度別のマイナーリーグであるCBAも調べてみようかな。