全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

民間人(さま)

2006-10-01 17:03:21 | 気になる 教育行政

 9月24日の日経に民間人校長が2005年度はじめて減少したことを伝えていた。

 データ
 民間から採用された公立小中高校の校長は2006年4月時点で89人(対前年比マイナス3)
 これは2000年に民間人校長が認められて以来初の減少。

 文部科学省初等中等教育企画課のコメントが出ていた。
 「自治体が人物を慎重に見極めて採用する姿勢を強めている」
 増加が頭打ちとなる可能性もある。

 いずれにしても、民間人(さま)であれば何でも良いような、いかにもサプライズを狙った、小泉内閣の様な人事が、ようやっと正常(正気)にもどってきたことになるのであれば結構なことだ。僕は以前にも書いたことがあるが、前歴がどうであれ、School Administratorとして有能であれば認めるべきだし、それも当然と考えている。しかし横浜の中学校校長先生のように処分を受けるような人間は困るし、学校と企業の差に気がつかず、中小企業のワンマン社長のごとき振る舞いで問題になり、結局やめてしまった大阪の校長先生のような人間はノーサンキュである。あの類は、民間人(さま)でもダメなのである。
 日経のよれば、校長就任前の前職は企業の幹部が多く、業種はメーカー・金融・電力会社など様々なフィールドから転職をされているようだ。結構なことだ。ただ公務員組織に入って民間的資質を活かすのは結構だが、問題を起こすようなバカ者だけはやめてもらいたい。

 公務員には(死んでも)守らなければならない掟がある。難しいことではなく、『世間に後ろ指を指されるようなことはあってはいけない』のだ。つらいし、文句は多くても、『世間(さま)を騒がすこと』は許されないのだ。
 結果責任として、これができないのであれば、公務員になる資格はない。まして、普通に校長ができない人間は学校には不要である。民間人から採用しなければならない、校長教頭のレベルでは困ることは言うまでもないのだが。 


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NBA Development League

2006-10-01 05:58:21 | 全英連参加者 2006

 アメリカにバスケットのプロリーグであるNBAというものがある。NBAには選手育成用の下部リーグがある。これ以外にもマイナーリーグと扱われるプロリーグがある。日本のおそらく、現在一番NBAに近いのは田臥勇太だろう。彼が以前プレーしていたABA(American Basketball Association)もこの一つである。
 彼が所属していた、ABAのLong Beach Jamが、今度本拠地と名前を変え、NBAが直接運営に関わるNBA Development League(D-League)にチームごと移ることになった。おもしろそうなので、調べてみた。

***** *****

 リーグのサイトや、英語版Wikipediaによると、このリーグではリーグ加盟チームは複数のNBAチームの下部チームとなり、選手養成をすることになっている。'06-'07シーズンは12チームでリーグを構成するようだ。早速チーム名を調べてみた。
 カッコ内は選手を供給する先(NBA)である。

Eastern Division
 Arkansas RimRockers
  (Atlanta Hawks, Memphis Grizzlies, Miami Heat)
 Austin Toros
  (Boston Celtics, Houston Rockets, San Antonio Spurs)
 Dakota Wizards
  (Chicago Bulls, Washington Wizards)
 Fort Worth Flyers
  (Charlotte Bobcats, Dallas Mavericks, Philadelphia 76ers)
 Sioux Falls Skyforce
  (Detroit Pistons, Minnesota Timberwolves)
 Tulsa 66ers
  (Milwaukee Bucks, New Orleans/Oklahoma City Hornets, New York Knicks)

Western Division
 Albuquerque Thunderbirds
  (Cleveland Cavaliers, Indiana Pacers, Phoenix Suns)
 Anaheim Arsenal
  (Los Angeles Clippers, Portland Trail Blazers, Orlando Magic)
 Bakersfield Jam
  (Golden State Warriors, Sacramento Kings)
 Colorado 14ers
  (Denver Nuggets, New Jersey Nets, Toronto Raptors)
 Idaho Stampede
  (Seattle Supersonics, Utah Jazz)
 Los Angeles D-Fenders
  (Los Angeles Lakers)

 今シーズンのみFlorida Flameが活動休止。

***** *****

 12チーム中Noun+sは8チーム。
 rimはゴールの輪。rockerのrockは揺り動かす(?)かな。
 toroはスペイン語でbull、複数形でbulls。ウェブサイトを見たら、スペイン語をニックネームにした初のプロチームとのこと。
 wizardは魔法使い。
 flyerは飛ぶもの、飛ぶ人、快速列車の意味もある。
 66erはルート66からの造語(?)かな。ルート66を走る人、車かな。

 thunderbirdはライチョウではなく、ネイティブアメリカンの伝説(神話)の鳥
 14ersはアメリカで海抜14,000ft.(4,267.2m)を越える山のこと。Fourteenerとつづる。コロラド州にはこの高さの山が多くあることから命名されたようだ。
 D-Fenderはよくわからない。defenderなのかな? fenderだけだと、日本語で言う自動車の車輪の後ろについている泥はねよけ。

 こう考えてみると、NBAが31チームで3チームがNoun+sではないことを考えると、随分多い。

 skyforceは空の力。バスケの空中戦のイメージかな。
 arsenalはイギリスのサッカーチームで有名なのがある。兵器庫、武器庫、武器の蓄え(これは集合名詞)の意味。
 jamは混雑、雑踏の意味。
 stampedeは牛などの集団暴走の意味だ。

***** *****

 地域性が出ていると思えるのは、66ersと14ersくらい。後は、強そうな名詞を使っているようだ。Noun+sの形式を採らないチームの比率が高いのは、アメリカ人が格好いいと思う名前のつけかたが変わったからなのかな。それもと、商標権とかの問題なのかな。
 今度別のマイナーリーグであるCBAも調べてみようかな。


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