毎年実施の文部科学省の学校基本調査、速報値が8月6日付で公表された。 |
毎年読んでいる資料、気になる項目についてブログに書いている。自分は高校の先生なので、高校生に関する数値や教職員に関することがらが気になる。でも、今年はそうでないことについて、資料をチェックした。それは「居所不明者数」である。
報道発表資料(Ⅳ 1年以上居所不明者数の状況)に、『1年以上居所不明者数は123人で,平成23年度調査以降,4年連続で減少傾向。』とある。人数を見てみよう。
H.23 1,191(855,336)
H.24 976(704,272)
H.25 705(498,207)
H.26 383(239,144)
H.27 123(76,47)
左から、「調査年度」「居所不明者数(学齢児童、学齢生徒)」である。
減っているとは言え、まだ123名わからないのである。
123名のうちには、無届けで就学義務免除の状態になっているものもあると思う。ただ、ホントに行方不明もいるだろう。これらに加えて、無戸籍の学齢児童生徒の問題もある。無戸籍ではデータにも載らない。
日本は気がつかないうちに、とんでもないことになっているのだ。
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統計資料は「学校基本調査(政府統計の総合窓口(e-Stat)のホ-ムペ-ジへリンク) 」で閲覧できる。