北九州市立美術館分館開館一周年記念の展覧会に行ってきました。ポーランドの美術館所蔵のバロック絵画展です。バロックのダイナミックな構図や劇的なドラマ性を感じさせる明暗法や色彩などの特徴を、反宗教革命や市民階級の台頭などの流れに沿って、分かりやすく説明してありました。写真はレンブラントの《襞襟を着けた女性の肖像》です。
カラバッジョ工房、ルーベンス工房、レンブラント、ベラスケス、ムリリョなどの巨匠の作品50点を展示。宗教画はなかなか馴染めませんが、私は鑑賞を手助けしてくれる本を持っています。阿刀田高著「ギリシャ神話を知っていますか」、「旧約聖書を知っていますか」、「新約聖書を知っていますか」の3冊の文庫本です。これがとても面白く、寝ころがっても読める肩の凝らない本です。