年末に肩を複雑骨折した母が、努力を重ね見事に復活。 元気になってまた一人暮らしを始め ました。
昨秋の京都旅行が最後になったのかな・・・と覚悟していただけに、また母と旅行ができるようになった幸せをしみじみ思っています。
今回選んだのは、熊本南小国町の小田温泉です。日経新聞で温泉大賞に輝いた黒川温泉はあまりに有名になりすぎたし、そこから2キロほど離れた静寂な森の宿「山しのぶ」の離れ部屋を予約しました。
確かにここは穴場でした。新緑のトンネルをくぐった向こうに、静かにたたずんだ宿があります。1500坪の広い敷地内には数棟の離れ部屋があり、それぞれに専用の内風呂と露天風呂が付いていて24時間OK!主婦感覚では、まあなんと贅沢な…という感じ。それでも飽き足らずに敷地内の露天風呂や内風呂めぐりをして、最後は「囲炉裏談話室」で振る舞い酒を堪能しました。もちろん地酒。
右上の写真はじゃらんからの借り物ですが、でっかいロキングチェアーが印象的な図書室です。その向こうは田植えが終わったばかりの田んぼ。2階は天文館になっています。ウグイスの鳴き声、グミの木、アジサイなどよき子ども時代を思い出させるものでした。
食事処での夕食も満足のいくものでした。おしながきを見ながら次々に運ばれてくる御馳走にわくわく!
地元の食材を生かして、手を抜かず丁寧に作られた一品一品。これだけを家で作るとしたら何日かかるのかしらと主婦はすぐに考えてしまいます。
部屋に帰ると、お夜食にと三人分のおにぎりが置いてありました。そうそう、その夜は報道スペシャル番組『中田英俊の真実』があるのでちょうどよかった!
設備の整った大きいホテルが増える一方で、こんな風に小さくてもこだわりを持った離れ形式の旅館も増えているような気がします。
翌日は「くじゅう花公園」へ。九重の雄大な自然の中に花のじゅうたんが広がっています。何度訪れてもその都度四季折々の花が咲いて違う顔を楽しませてくれます。
ちょうど幻の花「ブルーポピー」の展示があっていました。「ヒマラヤの青いケシ」は、その神秘的な美しさから「天上の妖精」と呼ばれているそうな。3000~5000mの高山植物ゆえにガラスケースの中で温度調節がされていました。
高速に乗らずに下道を行ったものだから、両側は新緑の香りぷんぷん!九州のおへそは、まだまだ豊かな自然と緑がいっぱいでした。