新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

ラフマニノフと松茸

2023年11月04日 | 音楽
世の中は3連休とか。365連休の我が身には、その中の一日が今日のコンサート。妹と一緒に行ってきました。

飯森範親指揮、ピアノ横山幸雄、九州交響楽団。
華麗なるロマン派からショパン:ピアノ協奏曲第1、グリーク:ピアノ協奏曲、チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1、ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2という協奏曲4曲の豪華さでした。

1粒で2度美味しいのがグリコなら、それを上回る4度も豪華な美味しさに会場は大盛り上りでした。
横山さんが30数年前にショパンコンクールで4位入賞し、その頃からのファンでしょうか白髪の紳士が多く、力強い拍手に演奏者は嬉しい手応えだったことでしょう。

ショパンの美しさに涙し、グリークのカデンツァに大きく心を揺さぶられ、チャイコフスキーにロシアの大地を感じ、ラフマニノフの迫力に圧倒されました。いつものコンサートより長い3時間15分でした。

4つ目のラフマニノフの圧巻の演奏が終わるやいなや、まず男性陣が立ち上がって拍手喝采。それが連鎖し満場のスタンディング・オベイションになりました。私の語彙ではその素晴らしさが表現できず、とにかく「もう一度聞きたい」と満場の喝采がそれを表しています。 
客席の感動を最高に表せて、ステージと客席が一体化した瞬間でした。この感覚は体験しないとわかりません。

アンコール曲は「アベマリア、バッハ=グノーの主題による即興」。清らかな美しい曲で熱した心をクールダウン。

横山さんのコンサートは毎回テーマがあり、前回はオールショパン、前前回はベートーベンも入った4大ピアノ協奏曲で、やはり毎回3時間の演奏でした。

会場に向かう道筋に、天神のビル群に不似合いな野菜屋さんがあります。そこで毎年松茸をゲットしますが、今年も運良く手に入れました。

カナダ産ですが、腐っても松茸!妹の分まで2パック買いお土産にしました。

文化の日は感動の一日になりました。特にラフマニノフがよかった~!
今日の収穫はラフマニノフと松茸!いい日になりました!



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