第5回「鎌倉殿」の最後の方で、地味な仕事着の政子、りく(牧の方)、実衣(阿波局)が寺女の格好をして出てきます。
それぞれの言葉と表情がこれから展開するストーリーを彷彿とさせます。
政子の活躍は周知の事実ですが、残る2人も政権の流れに大きく関わってくるところは見逃せません。
「言葉」の力を利用して勢力の流れを澱ませたり、流れを変えさせたりと、この時代の女性の存在はとても大きかったのです。本の中では「お騒がせ」の存在でもあったようですが。
「乳母」の役割もそうです。生まれた若君にお乳を与えるばかりでなく養育係なのです。若君成長の暁には、その一族が大きな権力を持つことができるのですが、このような乳母制度は権力闘争に発展していきます。
「比企尼」役に草笛光子が登場してきたとき、その存在感を演じるのにピッタリだと嬉しくなりました。
比企尼は頼朝の乳母でした。伊豆に流された頼朝の生活を20年も支えてきており、頼朝の比企尼へのリスペクトは大きいものでした。
本の中で、派手に動き回ると言うわけでもないのに、品格を備えた凛としたたたずまいがイメージされました。
比企尼の甥で、後に猶子(親族の子を自分の子とする事)として家督を継いだ比企能員は頼朝の信頼も厚く、その後、13人の合議制に加わります。
そして源頼家の「乳母夫」に、妻は「乳母」になり、娘は頼家の側室として一幡を産み、めきめきと勢力を伸ばしていきます。
しかし、伸びていったら壊される・・・歴史の常套手段です。
大河のキャスト、素晴らしいですねぇ!一人一人の個性が光って毎回楽しみです。
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今日の美味しかったメニューから『韓国風 豆腐の甘辛煮』です。あさイチ2月3日。
木綿豆腐の水気を切り、小麦粉をまぶし、溶き卵をつけて油を敷いて焼き、最後にタレをからめながら焼き上げます。
ニンニクとオイスターソースの入ったタレが絶妙です。タレは下記のとおりです。