<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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中国で発生した新型コロナウィルスのパンデミック。
思わぬ方向へ展開しそうな気配が流れている。

それは「中国における言論の自由」。

今回のパンデミックの原因はまだまだ中国という国が衛生管理の体制が十分でないことを顕にしたことと、病気の情報を遮断する仕組みを持っていることだ。
とりわけ情報を遮断するその行政判断は「臭いものにはフタをする」という考えが政府内にまかり通っていることを証明するものだ。
これは以前事故を起こした中国製新幹線の車両を十分に検証もせずに穴をほって埋めてしまったのに良く似ている。

中国の権力にとって都合の悪いものは隠してしまうというという文化が共産主義という独裁ご都合主義と相まって悲劇を増幅したと言えるだろう。

早くから「SARSの再発では」と訴えていた若い歯科医には始末書を書かせ言論封じ。結局その歯科医は先週肺炎で亡くなってしまった。
そして正確な患者数を調査していた弁護士は拘束。
どこにいるのやらわからないという。

伝染病発生時の情報管理は罹患者の隔離と同様に重要なのに、それを封じ込めようとする中国。
死者の数が政権を揺るがすかどうか。
彼の国の本当の民度を測る機会かもしれない。



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