週刊新潮に連載されている高山正之のコラム「変見自在」でずーと以前に戦前の漁師の話が紹介されていたことがある。北方領土。
船を出して沖合で操業しているとロシアの艦船がやってきて「ここはロシアの領海だからお前たちを拿捕する」というようなことを言う。
緊張が走って対峙していると俄にロシアの艦船が引き上げ始めた。
なぜだろうと遠くを見ると日本海軍の艦船がまっしぐらにこちらに向かってくるのが見えたのだという。
海軍はロシアの艦船を恐れず毅然として日本の漁船を助けにきたというエピソードだった。
政府の毅然とした態度は結果的に国民に幸せをもたらす。
今の政府に欠けているのはこの毅然とした態度に違いない。
新型コロナウィルスの蔓延を許したのは明らかに政府の怠慢。
中国に遠慮せず早い段階で入国禁止措置をとっていればこれほどまでに拡散することはなかっただろう。
インバウンドを守ろうとしたのか。
サプライチェーンが気になったのか。
それとも国賓で迎える主席様に忖度したのか。
日本人が中国人に意見をするとヘイトスピーチだからか。
そもそも金のほうが国民の健康よりも大切だったというのが政権の判断だったとしか見えないのだが気のせいか。
結果、多くの経済的損害を出したばかりか衛生環境に関わる信頼をも失墜させた。
中国を軸にする拝金主義は新型ウィルスをまきちらした。