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奈良の代表的な建築物は東大寺の大仏殿という人もいるかも知れないが、その大仏殿と並ぶほど印象深いのは興福寺の五重塔。
近鉄奈良駅からも歩いてすぐなので、奈良を訪れた観光客が最初に目にする印象的な建物がこれかもしれない。

新聞報道によるとこの興福寺を修理するために令和二年度の予算がつくのだという。

なんでも興福寺の五重塔は京都のランドマーク東寺の五重塔に次ぐ二番目の高さなんだそうなのだが、室町時代以降まともに大掛かりな修理もしたことがなく大きな災害に遭うこともなく今日に至っているのだという。
つまり500年以上も大きな手入れをすることなく、どんと奈良の高台に聳えているという。
この建築技術の凄さというか、長持ちさというか。
すぐになんでも建て替えを叫ぶ現代の建築家先生方に「見習え!」といいたくなるほどの凄さなのである。

ということで、むこう2年ほどかけてゆっくりと調査するそうだが、なんといっても500年間もまともに調査したこともない頑丈長持ちな建築物。
何が出てくるのか大いに楽しみだ。


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