賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

イチゲ(一華)を3種

2013年03月14日 | 
3月12日の神代植物公園からキンポウゲ科イチリンソウ属のイチゲ(一華)を3種。

はぎ園に咲いていた「ユキワリイチゲ(雪割一華)」。
名前からして日本海側の雪国で咲くのかと思ったら、分布は近畿地方以西、四国、九州でした。
  
花期は3~4月。3月に花茎を出し、3枚の茎葉が輪生する。花は薄い紫色を帯びる。
花弁のように見えるのはガクで、雄しべと雌しべは多数。葯は黄色。
地上部は初夏には枯れ、地下茎で増殖し群生する。


こちらは山野草園で咲いていた「キクザキイチゲ(菊咲一華)」。
「キクザキイチゲ」のほうが近畿地方以北~北海道に分布する。
  
花期は3~5月で、白色~紫色の花を一輪つける。キクに似た花を一輪つけることからの命名。
落葉広葉樹林の林床などに生育し、広葉樹の若葉が広がる頃に地上部は枯れ、以後は地下茎で過ごす。

  
山野草園で咲いていたもう一種が「アズマイチゲ」。
「アズマイチゲ」は川崎市緑化センターで撮影したものを2008年4月11日に載せていました。
そこから引用すると、漢字だと東一華。花茎に一つだけ花を付ける東のイチリンソウ。
花弁状の萼片の裏側が、薄紅色を帯びることから、別名裏紅一華とも。