3月以降に開花するツバキ、今日は愛知産を4種。
「五万石」。濃紅の一重、猪口咲き、佗芯の小~極小輪。花期は3~4月。
雄しべは退化、萎縮し、その痕跡をわずかにとどめる蕊なし状のワビスケツバキ。花芯には雌しべだけが突出して奇異に感ずる。類似に桃紅色の「蕊なし佗助(しべなしわびすけ)」がある。
岡崎市の民家栽培種。1602年に徳川氏譜代の重臣本多康重が封じられた岡崎藩が五万石だった。
「明日香」。淡桃色のやや乱れた蓮華性の八重、割りしべの中~大輪。花期は3~4月。
やさしい花色の美しい蓮華性品種だが、花心の雄しべがいささか貧相なのが惜しまれる。
「三河雲竜」。濃紅色の一重、筒~ラッパ咲き、筒しべの小輪。花期は3~4月。
枝が左右に屈曲する突然変異体で、枝は葉のつく節ごとにS字状に曲がり、螺旋状に回転することもある。三河山間部の野生ヤブツバキから選抜。
「大城冠」。白色の八重、蓮華咲き、筒しべの極大輪。花期は3~5月。
20枚くらいの花弁が四、五重に重なり樋状の弁は咲き進むと弁間が透いて蓮華性を帯びる。
古くから名古屋城内に伝わる御殿椿の一つ。
「五万石」。濃紅の一重、猪口咲き、佗芯の小~極小輪。花期は3~4月。
雄しべは退化、萎縮し、その痕跡をわずかにとどめる蕊なし状のワビスケツバキ。花芯には雌しべだけが突出して奇異に感ずる。類似に桃紅色の「蕊なし佗助(しべなしわびすけ)」がある。
岡崎市の民家栽培種。1602年に徳川氏譜代の重臣本多康重が封じられた岡崎藩が五万石だった。
「明日香」。淡桃色のやや乱れた蓮華性の八重、割りしべの中~大輪。花期は3~4月。
やさしい花色の美しい蓮華性品種だが、花心の雄しべがいささか貧相なのが惜しまれる。
「三河雲竜」。濃紅色の一重、筒~ラッパ咲き、筒しべの小輪。花期は3~4月。
枝が左右に屈曲する突然変異体で、枝は葉のつく節ごとにS字状に曲がり、螺旋状に回転することもある。三河山間部の野生ヤブツバキから選抜。
「大城冠」。白色の八重、蓮華咲き、筒しべの極大輪。花期は3~5月。
20枚くらいの花弁が四、五重に重なり樋状の弁は咲き進むと弁間が透いて蓮華性を帯びる。
古くから名古屋城内に伝わる御殿椿の一つ。