萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

光陰の季、瞬間に色

2013-05-03 00:54:49 | お知らせ他
花あわい季より、光の夏へ、



こんばんわ、朝から空が美しい一日でした。

いま初夏に咲く針槐ゆらす風は、高雅に深い甘さで吹きます。
この写真を撮った時も香がするなと見上げたら、丘の上で白い花房が光っていました。

ここのとこ森は光線も日々強くなって、樹木も草も花も輝きが綺麗です。



陽光に透ける葉の陰翳、葉脈の紋様、花の影絵。
樹木の色彩と線の描く世界は明るくて、自然が豊潤な絵師なんだなって思います。
こういう梢の下を歩くと、その木肌の葉から色んな香が綺麗で面白いです。

ただし、場所によってはこれからの季節、山蛭が大量発生します。
丹沢は近年その被害が酷いです、もし登山に行かれるなら厳重な対処をして下さいね。
足元から頭の天辺まで、WEBなどのガイドをしっかり読んで防護策をしないとマジに血塗れになるとか。
せっかくの楽しい山歩きをブラッディにするのは勿体無いです。



いまは梢の葉が少し小さめの季節、そのため光線は届いて足元の下草も光を溜めます。
ことに歯朶植物のレース状になった葉は、光が編まれたような輝きを見せてくれます。



で、梢には実りも始まっています。
これは桜桃、ようするにサクランボです。

ほんとは木登りして食べたかったんですけどね、近くで人がいたので流石にしませんでした。笑
すぐ傍の木蔭でね、オジイチャンふたりが座りこんで将棋を指していました。
なんだか「竹林の七賢」なんて言葉を思い出させる光景ですね。

この下は金蘭です、森のあちこちで咲きはじめました。
陽に透けるとあわい金色の花も薄緑の葉も透明感が美しいです。



で、こんな写真を撮る季節になった為、ここのとこ遅筆になっています。笑
続きを楽しみにして下さっている方、お待たせしている方いらっしゃいますか?
もしいらしたら申し訳ありません、どうか気長に待って下さるとありがたいです。

このあと第64話「富岳5」加筆校正をします、時間懸ってますねコレも。笑
朝になったら短編の続篇をUPする予定です、光一サイドだと思います。

あと、リクエスト頂いた英二の短編の続きも近々上梓します。
それから雅人の短編もと頂いているので、こちらも近々に。

あれこれと書きたい話が増えているこの頃、ほんとに一日の時間を増やしたい。笑

取り急ぎ、












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