萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

雑談寓話:或るフィクション×ノンフィクション@御曹司譚24

2014-03-05 19:30:03 | 雑談寓話
こんばんわ、冷たい雨の一日でした。
でも写真の青空は先月2月の森ですけどね、笑

で、この雑談にもバナー押して頂いた方いらっしゃるようなので続き載せます、笑



雑談寓話:或るフィクション×ノンフィクション@御曹司譚24

金曜夜、御曹司クンと酒と話しはじめたんだけど。
田中さん(仮名・女)と仲良くなった切欠を訊かれた、
 ↓
解答「同じ経験してるって解ったからだよ」
 ↓
質問「その経験なに?」
 ↓
質問返し「なんだと思う?笑」
 ↓
御曹司拗「ホントおまえのコトなんも話してくれてないじゃん、あ、なんか今ちょっとショックかも??」

なんて展開になり、
まあ「ショック」なのも仕方ないだろな想いながらヒントを出した。

「自分の事も話したよ、1コだけど一番ポイントになることだって想ってるけど、忘れてくれちゃったんだ?ふうん、笑」

言った先、御曹司クンが真剣に考えこみ始めた。
さて答え見つけられるかな思いながら飲んでたら、御曹司クン訊いてきた。

「そういえばおまえさ、先月、っていうかもう先々月だけど別れたとか言ってたよな?」

今度そっちの話なんだ、笑
ホントあれこれ気になるんだな思いながら正直に答えた。

「言ったね、笑」
「おまえ今フリーってこと?」
「食事の相手は困らないけどねって、前の呑みでも言ったよね?笑」

そっち側からヒント探すんだな?笑
なんて思ってたら御曹司クンちょっと笑った。

「そっか、その食事の相手って田中さんも入ってるってこと?」
「だね、笑」

正直に肯定したら御曹司クン嬉しそうに笑った。
で、言ってきた。

「二人で食事してるってことはさ、二人ともフリーで付合ってる相手いないってことだよな?なんだ俺ちょっと勝ち目あるじゃん笑」

まあ確かにその通りだろうけどね、笑
でも重要な点を忘れてるから言ってやった、

「ソレ以前に、おまえが田中ちゃんに好かれるかドウかのが問題だろ?笑」

彼氏がいなくても好きになってもらえるかナンテ解らない。
そんな基本のこと言ったら御曹司クン、自信ありげに笑った。

「ソコは割と自信あるかも、笑」

まあ合コンのメアド交換率100%だもんね?
なんて想いながら訊いてみた、

「その自信、合コンはいつも勝てるから?笑」
「まあねー笑 女との恋愛って男とよりずっと楽だしさ、笑」

とか言いながら御曹司クン、余裕の笑い方した。
前にも同じような事を言ってたけど寂しい考えた方だな思ってさ、言ってやった。

「田中ちゃんはね、女として以上に人間として一番に、唯一人の相手として愛されないと破綻するタイプだと思うよ?おまえソレ出来んの?笑」

誰でも自分を「一番」って想ってもらいたいモンだろうけど。
そんな基本を言った向う御曹司クンが訊いてきた。

「ソレって俺がバイでゲイ寄りだから難しいだろってコト?」
「どの男よりも女よりも、彼女を一番として愛せるのかどうかってコト、出来んの?笑」

そこ大事だろ?
って笑いかけたら御曹司クン考えこみ始めた、で、追い打ち掛けてやった。

「もし彼女と付合いたかったら正直に言わないと無理だよ?バイでゲイ寄りで本気で男と体の関係も持ったこと、カミングアウトちゃんと出来る?」

言われた向こう、御曹司クンの大きな目が固まった。
どうしよう?どうしたらいい?そんな眼差しがコッチ見て言った。

「なあ、ソレやっぱ言わないとダメ?」
「当り前だろ、馬鹿だねえ?笑」

ホント馬鹿だね?
そんな感想と笑ってやったら御曹司クン拗ねた、笑

「どうせ馬鹿ですーおまえみたいに何でも解かるヤツと違いますー馬鹿だから坊ちゃんクンも怖がらせてますー幼馴染とも別れちゃいましたー拗」

こいつホント解かってんのかよ?コンナふうに拗ねるとかナンだコイツ、

思ってさ、
真面目に田中さんのこと考えてるのか疑わしいからSってやった、

「ホントお馬鹿なガキんちょだねえ、馬鹿なまんま一生オヒトリサマも悪くないんじゃない?馬鹿は死ななきゃ治らないって言うしさ?笑」
「っ、なんだよソレ俺には恋愛する資格無いみたいな言い方しやがって拗」

拗ねたまんま御曹司クン言ってきた、
で、また面倒くさいことなりそうだなた思いながら、ヤヤ本気Sってみた、

「資格あると思ってんの?相手にカミングアウトしないで本気で向きあうとかマジ卑怯だろ、嘘吐き裏切りと同じだって解かってんだろが?」

言われて御曹司クン黙りこんで、
拗ねて怒り顔になって言ってきた、

「他人事だと思いやがってさー…カミングアウトどんだけ怖いか解かってねえだろ?汚いモン見る目なヤツのが多いんだよ、知らない方が幸せってあるし、」

不安だ、怖い、そういうのマイノリティなら当然の気持ちだろね、
でもだからこそ言ってやったよ、

「で、汚いモン見る目してくるような相手と恋愛して、幸せなワケ?」

御曹司クンの目が固まった、
気がついたってカンジに目を大きくしてコッチ見てくる、ソレ見返しながら続けた。

「バイだってこと大事な要素なんだろ、幼馴染クンと同棲してセックスしたこと人生で一番幸せだったんだろ?ソコ否定するヤツと本気で幸せになれる?」

バイセクシャルなことは俺の大事な要素だ、
あいつと同じ場所に帰ること幸せだった、忘れられない、
そう言った御曹司クンの本音を大事にしてほしいな思ったんだよね、で、言ってやった。

「おまえの大事なこと、おまえの幸せな経験、ちゃんと解かってもらえないヤツといたってお互い不幸だろが?なにより後バレは修羅場になるよ、
おまえの言う通り、バイで男とのセックス経験もあるとか解かったらキモチ悪がるヤツ多いよ?だからこそ隠してセックスしたら相手傷つくだろが、
本気で恋愛しようって思う相手ならカミングアウトしな、ソウイウとこからフェアに成れなかったら誰とも幸せに成れないよ、もう解かってんだろ?」

もう解かってるだろなって想ったよ、そんな経験済みだって言ってたから。
で、そのとおり御曹司クンは言ってきた、

「それ、元カノと別れちゃった話のこと言ってるよな?」
「そうだよ、後バレして気持ち悪がられて別れて、復縁言われたけどオマエ冷めきってたろ?アレ繰り返すの馬鹿だろが、」

はっきり馬鹿だと言ってやったら御曹司クン、怒った貌が泣きそうになった。
それが捨て犬っぽい顔で可哀想だなって想ったよ、笑
でもココは言わなきゃな思って笑ってやった、

「もしカミングアウトしないで田中ちゃんと付合うなら、自分が言うよ?どっちも大事にしたいから勝手だけど言わせてもらう、覚悟しな?笑」

第2回 過去記事で参加ブログトーナメント

とりあえずココで一旦切りますけど続きあります、
おもしろかったらコメントorバナー押すなど頂けたら嬉しいです、
で、気が向いたら続篇載せます、笑

第74話「芒硝1」校了しています、
Eventually Comes True「May.2012 act.10 ―清風」も校了しました。
このあと短編連載orAesculapiusの続き予定です、ソッチも面白かったらバナーorコメントお願いします、笑

取り急ぎ、



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