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Pretenderの備忘録

令和3年初春歌舞伎公演『四天王御江戸鏑』

2021-01-03 17:54:27 | 歌舞伎
毎年、1月2日は浅草で初芝居、3日は国立でというのがここ10数年の年中行事であった。
2日の浅草は中止だったので、昨日は歌舞伎座へ。
今日は、国立に出かけたが、初日のお楽しみはない。
開演は12時だが、例年11時前に開場する。10時くらいに到着するも、大行列。そして、挨拶(理事長挨拶をダラダラ歌舞伎の内容についてやられると興ざめ、経済人も年を取るとダメだなアと思うことも少なくなかった)。菊五郎、時蔵、松緑、菊之助の挨拶があって、鏡開きとなり、その酒を枡でもらって一口飲むのだ。そして、獅子舞があったり、舞台からの手拭投げがあったり。これらは全て中止された。

演目の最初に三番叟 、萬太郎が厳かに踊る。後半日程は右近らしい。
この演目は2011年に上演したものを再構成してだという。
正直、全然覚えていない、(笑)。
菊五郎劇団の正月の復活狂言は、猫とか蜘蛛とか音羽屋系のものが多いなアという程度の印象。今回は、人を減らして、時間も短縮したということだろう。

菊五郎は、昨年の歌舞伎座でも感じたが、以前より元気。
時蔵、松緑はしっかり。
菊之助もきちんと持ち場をこなす、敵役も演じるが、立役が最近増えていて凄みが出てきたか。
菊五郎劇団の顔見世、こんな状況でもみんな元気そうで良かった。

福森久助=作
尾上菊五郎=監修
国立劇場文芸研究会=補綴
国立劇場美術係=美術

序 幕 相馬御所の場
二幕目 第一場 羅生門河岸中根屋座敷の場
第二場 同 花咲部屋の場
三幕目 第一場 二条大宮源頼光館の場
第二場 同 寝所の場
大 詰 北野天満宮の場


尾  上  菊 五 郎
中  村  時   蔵
尾  上  松   緑
尾  上  菊 之 助
坂  東  彦 三 郎
坂  東  亀   蔵
中  村  梅   枝
中  村  萬 太 郎
市  村  竹   松
尾  上  右   近
市  村       光
市  村  橘 太 郎
片  岡  亀   蔵
河原崎  権 十 郎
坂  東  秀   調
市  村  萬 次 郎
市  川  團   蔵
坂  東  楽   善
コメント
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