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Pretenderの備忘録

マルクス・ガブリエル 新時代に生きる「道徳哲学」

2021-05-26 23:39:19 | 読書
丸山俊一+NHK「欲望の時代の哲学」制作班
NHK出版新書

コロナ時代に、ガブリエルにNHKがインタビューしたもの。
具体例を織り込みながら解説しているので分かり易いが、抽象論の議論も散りばめられている。
最初にパンデミックの中での具体的生活と考え方を紹介。次に、パンデミックにおける哲学の状況をみて、唯物主義批判を行って、パンデミックにおける哲学の役割を論じる。その上で、パンデミックを哲学的に分析。ガブリエルの軌跡と新実在論を振り返って、哲学が現実社会に果たす役割や将来に向けた大きなテーマに触れている。
刺激的で面白い。
インタビューということで、どうしても編者の主観は入るが。
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ピサロ

2021-05-26 20:46:37 | 芝居・ミュージカル・バレエ
緊急事態宣言で、最初に買ったチケット、買いなおしたチケット共に払い戻しで、三度目の正直。最前列のど真ん中だった。前半、打とうとしたとき、すぐ前に渡辺謙がいて。。。

舞台は階段を中心に後ろにスクリーンを映すシンプルなもの。
重い芝居と聴いていた。確かに重いテーマだが、面白かった。渡辺謙は、人間の弱さ、苦悩を見事に演じていたと思う。宮沢氷魚は、上半身を脱いでいるのだが、若いのだし、もう少し、身体を鍛えても良かったのではないかと思う。
外山が、狂言回しで、回想の形でスペインによるインカ帝国の最後を語る。南米とか、キリスト教とか、必ずしも日本人になじみのあるテーマではないものの、見ごたえのある芝居、と言っていいと思う。

パルコ劇場

作 ピーター・シェーファー
翻訳 伊丹十三
演出 ウィル・タケット
出演 渡辺謙
宮沢氷魚 栗原英雄 大鶴佐助 首藤康之 菊池均也
浅野雅博 窪塚俊介 小澤雄太 金井良信 下総源太朗 
竹口龍茶 松井ショウキ 薄平広樹 中西良介 渡部又吁 渡辺翔
広島光 羽鳥翔太 萩原亮介 加藤貴彦 鶴家一仁 
王下貴司 前田悟 佐藤マリン 鈴木奈菜 宝川璃緒 
外山誠二 長谷川初範
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