18世勘三郎と串田さんが作り上げ、世界中で上演してきた作品。
今回は2時間休憩なしで、すっきりとした上演。
舞台セットも、今までは通常の歌舞伎のモノとラスト以外は似ていたがかなり違った感じに。
演出は、杉本博司を思わせる光と影を重視したもの、ひかりはろうそくの光を使い、江戸時代はこうだったのだろうと。ただ、祭の場面は昼間というイメージなのだが。蜷川演出ほどではないが、鏡を使ったりもあり。本水も一応使うが、泥は使わない。最後の立ち廻りは、舞台を奥行きまで使うが、ミニチュア等を使う。びっくりするようなラストの演出は今回はなし。
世代交代で役者が笹野以外は若返る。
テンポよく楽しめた。
アンコールあいさつで、七之助誕生日ということだった。
団七九郎兵衛 団七女房お梶 一寸徳兵衛/徳兵衛女房お辰 玉島磯之丞 団七伜市松 傾城琴浦/役人左膳 三婦女房おつぎ 三河屋義平次 釣船三婦 | 中村 勘九郎 中村 七之助 尾上 松也 中村 虎之介 中村 長三郎 中村 鶴松 中村 歌女之丞 笹野 高史 片岡 亀蔵 |