四角い石を動かす演出。暗く、つめたいイメージ。
コロナで代役も多い。
エリザベッタの小林は前半、なかなか声が伸びなかったが、後半はだんだん調子が出てきた感じ。最終章で、一箇所、かすれてしまったところもあったが健闘。
ロドリーゴの高田は見事だった。
妻屋も陰影を出そうとするからか、今一つ伸びが感じられない声だった。
ドン・カルロのジパリ、絵彫りのキウリともに迫力満点。
演奏は、金管を鳴らす箇所が多いところを、きちんとクリアして力強い演奏だった。
終演は21時15分だったかな。ちょっと過ぎたね、緊急事態宣言。
新国立劇場
【指 揮】パオロ・カリニャーニ
【演出・美術】マルコ・アルトゥーロ・マレッリ
【衣 裳】ダグマー・ニーファイント＝マレッリ
【照 明】八木麻紀
【フィリッポ二世】妻屋秀和
【ドン・カルロ】ジュゼッペ・ジパリ
【ロドリーゴ】髙田智宏
【エリザベッタ】小林厚子
【エボリ公女】アンナ・マリア・キウリ
【宗教裁判長】マルコ・スポッティ
【修道士】大塚博章
【テバルド】松浦 麗
【レルマ伯爵／王室の布告者】城 宏憲
【天よりの声】光岡暁恵
【合 唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
