図書館で半年待って、順番が回ってきた。
500ページを超える大部の書籍、ベストセラーであるが、どれだけの人が読破したのだろう。
文字は大きいが。
書き手のスタンスが明確である。日本人は優秀な民族だ、世界は弱肉強食的で弱腰はダメだ、占領軍の政策の残滓をなくすべきだ、等々。歴史のIFを多用するところも特色だろう。
史実のピックアップもスタンスが色濃く出ているのだと思う。何が真実か解明されていないことについても、歯切れよく主張を書く。
歴史の本ではあるけれど、著者の考えを推し進める日本の国とはどんな形になるのか。
著者のように自由に考えを表明できる社会の素晴らしさを著者も感じていることであろう。
この本がベストセラーになる社会をきちんと見つめなおす必要がある。
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